F1新車”雑感”解説2026「アルピーヌA526」発表された画像はショーカーの可能性高し。しかし一部に狙いが見えた?
豪華客船の上から新車A526を発表したアルピーヌF1。しかし公開された車両は、ショーカーの側面が強いと言えそうだ。
Alpine A526 livery
写真:: Alpine
アルピーヌが1月23日、2026年シーズン用のマシンA526を大々的に発表した。発表会の会場は、バルセロナ港に停泊中の豪華客船の上という、熱の入れようであった。
今季からアルピーヌは、メルセデス製のパワーユニット(PU)を搭載することになった。親会社であるルノーが、新レギュレーション下でのPU開発を中止する判断を下したからだ。
アルピーヌは前身のルノー、ベネトン時代を通じて、長くルノー製のエンジン/PUで戦ってきた。異なるメーカーのエンジンを搭載するのは、1994年のベネトンB194(フォードエンジン搭載)以来……ずいぶんと久しぶりである。
そのアルピーヌが今シーズン用のマシンとして発表したA526。すでにシェイクダウンも済んでいるが、23日に公式画像として発表されたものは、どうやらショーカーであり、あくまで参考という程度に見ておくのが良さそうだ。
■画像はショーカー要素満載
Alpine A526 Detail
写真: Alpine
ショーカーと判断した理由はいくつかあるが、大きな部分がふたつある。
ひとつは、リヤウイングのアクティブエアロ作動用のポッドとフラップが接続されていない点だ。リヤウイングメインプレーンの上には、作動ポッドが設けられているが、通常ならばこれとフラップをつなげるアームが存在しているはず。公開された画像には、それが見られない(写真上の緑丸の部分)。
またリヤサスペンションが実車ではあり得ないという点も大きい。リヤサスペンションを構成するメンバーのうち、路面からのショックをダンパーに伝えるためのプッシュロッドもしくはプルロッドが公開された画像の車両には見当たらないのである(写真下の緑丸の部分)。
これらを見ても、まだまだA526の真の姿を見ることができていないというのが実情のようだ。この表現されていない部分……例えばリヤサスペンションなどに重大な秘密が隠されていたら面白いのだが。
■モノコック後方の処理はA525とは明らかに違う
Alpine A526 Detail
写真: Alpine
ただ、フロントサスペンションのレイアウトは、昨年のA525とは明らかに異なっている。そこから考えれば、モノコックにはA526の要素が比較的取り入れられているかもしれない。
その中でもコクピット後方、ヘイローの付け根付近の形状は実に複雑だ。昨年のA525ではヘイローの付け根部分からエンジンカウルに向け、段差になった部分が直線的に伸びていた。しかし今回発表されたA526は、同じように段差が設けられているものの、側面部分には複数箇所の盛り上がりがあり、後方もサイドポンツーンの方に落ちていく曲線を描く。昨年以上にダウンウォッシュを重視した考え方になっているかもしれない。
いずれにしても、今回発表された画像で、アルピーヌA526の狙いを判断するべきではなさそう。来週行なわれる非公開のプレシーズンテストで、写真が公開されるのを期待するとしよう。
【写真】メルセデスとの新たな時代を迎えるアルピーヌ、2026年マシン『A526』を公開
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