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ホンダの2026年F1パワーユニット、開発の進捗はいかに? HRC渡辺康治社長「我々は最先端のバッテリー技術を持っている。この強みを活かしたい」

HRCの渡辺康治社長が、2026年用PUに関して説明した。

Koji Watanabe, HRC CEO

Koji Watanabe, HRC CEO

写真:: Kan Namekawa

 ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長が、2026年のF1用パワーユニット(PU)について説明。新規則下のPUを開発するのは非常に難しいものの、ホンダとして手にしている世界最先端のバッテリー技術が強みになると考えているようだ。

 2026年のF1は、PUが大きく変わる。2025年までのPUでは、エンジンと電動モーターの出力比が8:2程度だったが、2026年からはこれが均等になる。つまり電動モーターのパワーが大きく引き上げられることになるのだ。

 具体的には、これまでは120kWまでに制限されていたMGU-Kの電動モーターの出力/回生量が、最大350kWとなる。つまり、約3倍に引き上げられることになるわけだ。また、これまではターボチャージャーのタービンに直結されていたMGU-H(熱エネルギー回生システム)が取り外されることになる。

 一方でエンジンに関しては、出力の制限こそないものの、燃料流量がこれまでのおおよそ70%程度に引き下げられる。つまり必然的にエンジンパワーは下がることになる。

 つまり同じV6ターボエンジンを核としたPUであることは同じであるものの、その内実は大きく変わるというわけだ。

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「新しいPUには、MGU-Hが搭載されていません。つまりターボラグに対処する必要があります」

 渡辺社長は、アストンマーティンF1チームが公開したインタビュー企画『UNDERCUT(アンダーカット)』の中でそう説明する。前述の通りタービンのシャフトに直結されていたMGU-Hは、そこでエネルギーを回生することができた一方で、逆にモーターとして駆動させてタービンを強制的に回し、ターボラグの解消などに活かすという使い方もできたのだ。しかしMGU-Hが排除される2026年には、こういう使い方はできない。

 さらに渡辺社長は続ける。

「もうひとつの課題は、エナジーストア(回生エネルギー用のバッテリー)の容量をほぼ変えずに、電気モーターの出力を約3倍にすることです」

 エナジーストアの最大充電時と最小充電時の電力量の差は4MJ以内にしなければいけないと規定されているが、これは2025年も2026年も変わっていない。にもかかわらず、出力/回生が約3倍になるMGU-Kのモーターに対応しなければいけないのだ。ちなみにMGU-Kからエナジーストアに送ることができる1周あたりのエネルギー量は、2025年の2MJから9MJへと、4.5倍に増えることになっている。

Koji Watanabe, HRC

Koji Watanabe, HRC

写真: Honda

「ここで鍵となるのは、エネルギーマネジメントの効率化です。これは新しいレギュレーションにおける、最も困難な技術的課題です」

「効率性は、F1の新時代における決定的な要素となるでしょう。ホンダは、世界最先端のバッテリー技術を持っていることを誇りに思っています。この強みを活かしつつ、エネルギーマネジメントの性能も向上させることが重要になります」

 このエネルギーマネジメントについて、渡辺社長は次のように説明する。

「エンジンとモーターの出力が均等になるPUへの移行は、より多くの電気エネルギーを生成・貯蔵する効率を向上させる必要があることを意味します。同時に、そのエネルギーをどこでどれだけ使うかを決定する必要もあります」

「これは新しいことではないです。現在のPUでも、エネルギーをどこで回生し、サーキット上のどこで使うか(デプロイするか)を慎重にマネジメントする必要があります。でも2026年にはさらに重要になります」

「ひとつのサーキットでも、無数のエネルギー使用パターンが存在する可能性があります。HRCでは、PUから送信されてくる2万以上のデータストリーム・パラメータを管理し、最適なエネルギー使用パターンを定義するソフトウェアを自社開発しました」

「サーキットを走れるテストの機会が限られている現代のF1において、我々が開発しているデジタル技術とシミュレーションは極めて重要です。特に2026年シーズンでは、扱う電気エネルギーが増え、回生とデプロイの管理がより複雑になるため、その重要性は増します」

「これは重要な技術的課題であり、現時点ではおそらく、プロジェクトの中で最も重要な課題と言えるでしょう」

 さらに現代のF1は、パワーユニットにもコスト上限が設定されている。制限された予算内で、最高のPUを作らねばいけないのだ。

「コスト上限も考慮する必要があります」

 そう渡辺社長は言う。

「2026年以降は、年間1億3000万ドル(約200億円)となり、PUの設計、製造、供給に関連する全てのコストをカバーしなければいけません。これは非常に難しい問題であり、PUサプライヤーの事業運営に大きな変化をもたらすものであり、大きな技術革新の時期に迫られています」

「しかしこの課題にはうまく対処できると確信しています。ホンダは1964年からF1での経験を積み重ねてきました。アストンマーティンとチームとしてひとつになることで、F1の新時代においても高い競争力を発揮できると確信しています」

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