メルセデス異次元の速さ……アントネッリ、4連勝に向け視界良好。アストンマーティン・ホンダも注目集める10番手|F1カナダGP フリー走行1回目
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが、F1カナダGPのフリー走行1回目でトップタイムをマークした。またアストンマーティン・ホンダのアロンソが10番手を記録するなと速さを見せた。
Andrea Kimi Antonelli, Mercedes
写真:: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
F1カナダGPのフリー走行1回目が行なわれ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がトップタイムをマークした。アストンマーティン・ホンダは復調の兆しを見せ、フェルナンド・アロンソが10番手に入った。
マイアミGPから3週間、F1サーカスはカナダにやってきた。多くのチームがアップデートを投入する中、今週末唯一のフリー走行であるFP1が行なわれた。
しかしこの貴重な走行時間にも関わらず、セッション序盤から多くのトラブルが起きた。まずはアルピーヌのフランコ・コラピントがスローダウンし、ゆるゆるとピットに戻った。チームによればパワーユニット(PU)の電気系にトラブルが発生したようだ。
その後リアム・ローソン(レーシングブルズ)が、パワーステアリングのトラブルを訴えてコース上にマシンを停めてしまい、セッション開始から10分が経った頃に赤旗中断となった。ただマシンの回収はすぐに済み、4分ほどの中断でセッション再開となった。
なおこの赤旗中断を受けて、セッションは4分間延長されることになった。
セッション再開直後から、アストンマーティン・ホンダ勢はソフトタイヤを投入。するとアロンソはセクター1で全体ベストを記録し、ラップタイムも5番手に飛び込んだ。
セッション開始から25分が経過しようという頃、ターン7の立ち上がりでウイリアムズのアレクサンダー・アルボンがウォールに激突。マシンを大破させてしまった。この事故により、このセッション2度目の赤旗中断ということになった。なおアルボンは、コース上を横切った小動物を避けきれず、コントロールを失ってしまったようだ。
この赤旗で、FP1はさらに15分延長されることになった。
今回アップデートを数多く投入してきたメルセデスがやはり速そうで、後続を大きく引き離してチームメイト同士のトップタイム計測争いとなった。残り15分という頃にソフトタイヤに履き替えると、ここで速さを見せたのはアンドレア・キミ・アントネッリで、1分13秒402。チームメイトのジョージ・ラッセルに0.4秒の差をつけた。ラッセルはその後ふたたびアタックを行なったが、アントネッリには0.1秒届かなかった。
アントネッリとしては、初優勝から4連勝達成に向け視界良好というセッションとなったと言えよう。
他のマシンもアタックを行なったが、メルセデス勢には全く太刀打ちできず。3番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)でさえ0.7秒の遅れだった。
アロンソはこのセッションで3セットのタイヤを使った。しかし結局10番手とトップ10圏内でFP1を終えた。
アストンマーティンは今回もアップデートを投入していないが、それでもマシンの信頼性とドライバビリティが改善したことで、徐々に戦えるマシンになりつつあるように見える。この後行なわれるスプリント予選でどんな走りを見せるかにも注目だ。
セッション最終盤にはハースのエステバン・オコンがスピンして、ノーズをコンクリートウォールにぶつけてしまい、大量のデブリがコース上に散乱。セッション3度目の赤旗中断ということになった。
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