ホンダF1、オペレーション面で改善。ストロールのバッテリーは調査へ「この前進を次戦にもつなげていきたい」
F1オーストリアGPでランス・ストロールがリタイア、フェルナンド・アロンソが3周遅れでフィニッシュしたアストンマーティン。それでも、ホンダは一定の進歩を果たしたと考えている。
Lance Stroll, Aston Martin
写真:: Eric Le Galliot
ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、F1オーストリアGPを終え、トラックサイドのオペレーションには進歩があったと語った。
アストンマーティン・ホンダ勢は、F1オーストリアGPではキャデラック勢にも差をつけられる予選最下位に終わった。しかしドライバーのフェルナンド・アロンソは、「前進を実感している」と語った。
決勝レースではフェルナンド・アロンソが3周遅れの18位でフィニッシュ。ランス・ストロールはERS(エネルギー回生システム)に不具合が疑われたことから、レースをリタイアした。
折原エンジニアはレースを振り返り、ストロール車のバッテリーにはデータ異常が出たものの、一定の進歩があったという。
「今週末のレッドブル・リンクは他のサーキットに比べて標高の高い山岳地帯に位置し、ターボチャージャーへの負荷が非常に大きいコースです。事前にベンチでターボチャージャーの挙動を確認して臨みましたが、サーキットで実際にどう機能するかを見極めることが重要でした」
折原エンジニアはプレスリリースにそう語った。
「金曜日のフリープラクティスでは想定どおりに機能していることが確認できましたし、エネルギーマネジメント戦略とドライバビリティの最適化にも時間を充てることができました。土曜日にはアロンソ選手からドライバビリティとエネルギーマネジメントに前向きなフィードバックがありました。『一貫性が出てきている』というコメントで、それは我々がターゲットとしていた点です。新スペックのエンジンが投入できるまでの間は、トラックサイドのオペレーションを最大化するために、こういった改善の積み重ねが不可欠です」
「今日のレースは、路面温度が60度を超える非常に厳しい暑さの中で行なわれました。パワーユニットの冷却の面でも厳しい一戦でしたが、アストンマーティンF1チームと密に連携して対応することができました。残念ながらストロール選手のマシンでバッテリーに通常と異なるデータが見られたため、リタイアせざるを得ませんでした。バッテリーは、イギリスのミルトン・キーンズにあるHRC UKへ送って調査を行ないます」
「週末を通じてのパフォーマンスは我々が目指すレベルには届きませんでしたが、トラックサイドのオペレーションには進歩がありました。この前進を来週末のシルバーストンにも繋げていきたいと思います」
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