F1トルコGP開催への影響は? イギリス政府がトルコを渡航規制の対象“レッドリスト”に追加

F1は、イギリス政府がトルコを“レッドリスト”に入れて渡航を制限すると発表したことを受けて、それが6月開催予定のF1トルコGPへ与える影響について調査している。

F1トルコGP開催への影響は? イギリス政府がトルコを渡航規制の対象“レッドリスト”に追加

 F1は中止となったカナダGPの代替イベントとして、6月13日にトルコGPを開催しようとしている。しかしながらイギリス政府は先日、渡航を制限する“レッドリスト”の中にトルコを5月12日付で加えることを発表。F1はこれがグランプリ開催に影響を与えるかどうか調査している。

 英国に帰国する者が直近10日以内にこのレッドリストに掲載された国で滞在していた場合、政府が承認したホテルでの10日間の検疫を受けなければいけない。そしてこの検疫義務は、F1チーム関係者なども免除されないことが分かっている。F1は全10チーム中7チームがイギリスを拠点としており、多くの関係者の移動に支障が出ることになる。

 なお先日第3戦が行なわれたポルトガルもレースウィークの数週間前までレッドリストに入っており、これが問題を引き起こす可能性があった。

 もしポルトガルがレッドリストに入れられたままF1が開催されていた場合、F1関係者は例えポルトガルGP終了直後に第4戦の舞台スペインに移動したとしても、10日間はイギリスに戻ることができない。つまり、スペインGP終了後も数日間はイギリスに入国できないため、彼らはスペインに何日か滞在してからイギリスに行くか、そのまま次戦の舞台であるモナコに移動するかを選択せねばならなかっただろう。

 トルコのレッドリスト入りを受けて、F1の広報担当者は「我々はイギリス政府がトルコへの渡航制限を発表したことを認識しており、状況を整理して近日中に詳細をお伝えする」とコメントした。

 イギリス政府は定期的にレッドリストの見直しを行なっているが、物流面の諸事情を考えれば、F1側も開催可否を判断する上であまり長くは待てないだろう。

 またトルコのレッドリスト入りはモータースポーツ界以外にも影響を与えており、5月29日にイスタンブールで開催予定となっているサッカーのチャンピオンズリーグ決勝マンチェスター・シティ対チェルシーは、開催地をイギリスに移そうという動きが起こっている。

 現在のスケジュールでは、トルコGPはフライアウェイ戦であるアゼルバイジャンGPの1週間後に予定されている。空輸でトルコへと移動されたマシンはレース後にチームのファクトリーに戻され、諸々の整備がなされた後にトラックに積まれ、2週間後にレースが行なわれるフランスに向かうこととなる。

 このようにスケジュールがタイトなことから、仮にトルコGPの開催ができなくなった場合のバックアッププランの選択肢は少ない。可能性としては、フランスGPの前にポール・リカールでのレースをもう1戦行なうか、フランスGPを1週間前倒ししてオーストリアのレッドブルリンクでのレースを2回行なう、などが考えられる。

 

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