F1のドメニカリCEO、日本の若き”ジャーナリスト候補”にメッセージ「ぜひF1を追いかけてほしい」|尾張正博氏のF1現地取材500戦記念に寄せて
尾張正博氏が海外F1取材の第一線から退くことを受けて、F1のステファノ・ドメニカリCEOが、日本のF1取材を志す若い人たちに対してメッセージを綴った。
ステファノ・ドメニカリCEOと尾張正博氏
写真:: Masahiro Owari
F1ジャーナリストの尾張正博氏が、今年のF1日本GPでF1取材通算500戦を迎えたことを記念して、F1のステファノ・ドメニカリCEOから『500戦記念パス』が贈られた。
尾張氏は1993年よりF1の取材をスタートし、以後様々な雑誌やWEBサイトに寄稿してきた。弊社motorsport.com日本版にも寄稿していただいたり、YouTubeライブ配信にご出演いただくなどした。
ただそんな尾張氏も、この日本GPをもってF1取材の第一線から退くことを決めたという。尾張氏は常々、後進が育っていないことを憂いていた。それは2024年の1月に我々のYouTubeライブ配信でも語ってくれている。
Watch: 【ライブ配信】motorsport.cast特別編:F1ジャーナリスト尾張正博が語る”F1現地取材”
今ではまだ少ない数ではあるものの、F1を取材する若いジャーナリストも出てきた。それがもっと増えてほしいと期待するのは、前述のドメニカリCEOも同じである。
ドメニカリCEOは尾張氏の勇退に際して、こんなメッセージを寄せたという。我々にも共有いただいたので、ご紹介したい。
「このスポーツを愛する日本の若いメディアの皆さんへのメッセージは、とてもシンプルです。私たちは情熱の世界にいます。スポーツの世界にいます。テクノロジーの世界にいます。しかし何よりも、私たちがいるのは”人”が違いを生み出す世界です。いま起きていることを世界中に伝え、理解してもらうという点で、人こそが違いを生み出すのです。だからこそ、私たちのスポーツを追いかけることは、成長し、世界を知り、そしてすべての日本のファンとF1の力を分かち合うための素晴らしい機会なのです」
「ですから、自分を信じて、日本を飛び出して、F1を追いかける時間を見つけてください。それは、プロフェッショナルとしてだけでなく、人間として人生を歩むうえでも素晴らしい経験になるからです。私たちF1は日本の若いジャーナリストと共に活動できることを楽しみにしています。なぜなら、日本の皆さんなしでは、このスポーツを成長させ続けることは非常に難しいからです」
「私たちは日本でこのスポーツをさらに発展させたいと考えています。ここ数年続いている成長の勢いを、今後も確実に維持していきたいのです」
「オワリさん、500戦お疲れ様でした。61歳は私より1歳上だから、まだまだ若い。日本でF1の取材をこれからも続けてください。そして、いつでもF1の現場に来たいときは取材に来てください」
「そして、海外でF1の取材をしたいと考えている日本人のメディアの皆さん。近いうちに皆さんとF1の現場でお会いできる日が来ることを楽しみにしています」
今年のF1日本GP決勝には、13万人を超えるお客様が訪れた。サーキットを歩いていても、近年と比べても若い方が増えた……そんなように感じられた。そういう方々にもっともっと、F1の様々な状況をお届けしたい。そのためには日本人の若い記者が、どんどん海を渡ってほしいと切に願う。
それができるようになるためにも、我々のようなメディアが、ある意味ひとつの土壌とならなければいけない。そのために、まだまだやらなければいけないことがたくさんある。
今そのことを、改めて痛感している。
まずは尾張さん、まずは長きにわたっての海外取材、お疲れ様でした。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。