2026年のF1マシンはどうなる? バトル増加を目指し、アクティブ・エアロの導入を検討も「極めてオーソドックス」

F1は2026年の技術規則で、アクティブ・エアロシステムを採用し、他車の後ろについたときに失われるダウンフォースを補い、追従性を向上させることを検討している。

George Russell, Mercedes W13, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

 F1は2022年シーズンに向けて、マシンが互いに追従する際に失われるダウンフォースを減らし、より接近戦とオーバーテイクが可能になるようにレギュレーション変更を行なった。

 この変更はF1ドライバーたちから広く称賛され、ピレリはF1でのオーバーテイクの回数が2021年シーズンの599回から昨年は785回に増加したと報告している。

 しかし、視線はすでに次の大きなレギュレーション変更に向けられている。F1が次世代パワーユニットを導入する2026年だ。

 アクティブ・エアロはマシンの効率を高める方法として評価されているが、コース上での競争に影響を与え、独走優勝が難しくなる可能性がある。

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 イギリスで開催されたオートスポーツ・インターナショナルで、F1最高技術責任者のパット・シモンズは、2026年以降のマシンパフォーマンスは「22年型マシンよりもさらに良くなる」と述べた。

 リヤウイングのフラップが開閉するDRSもアクティブ・エアロのひとつとも言えるが、シモンズは導入が検討されるシステムについて、ダウンフォースを増やす方向に使われるだろうと説明した。

「DRSが無くなることはないだろう。26年のクルマにはアクティブ・エアロダイナミクスが搭載されているからだ」

 そうシモンズは語った。

「DRSはドラッグリダクション(空気抵抗低減)だ。我々が常々必要だと感じているのは、ダウンフォースの増強だ。DRSはたしかに抵抗を減らすが、ダウンフォースを失ったという事実が大きいのだ」

「我々の考えは、もし先行車両がいない状態と同じレベルまで、ダウンフォースを増強するということだ」

 このシステムの目標はコース上での接近戦を可能にすることであり、それはオーバーテイクの成功を約束することとは対照的だとシモンズは言う。

「誰もがオーバーテイクを口にするが、我々にとってはオーバーテイクはバトルの終わりなんだ」

「バトルの面白さは、予測不可能なところにある。多くの人がDRSを批判しているが、DRSの問題点は、追い越しが簡単になりすぎることなんだ」

「逆にDRSがなければ、FIAがDRSの作動に消極的だったイモラのレースのように退屈なレースになってしまうんだ。うまくやることが重要なんだ」

 各チームは、1月末に実施される会議で、2026年のシャシーレギュレーション案を初めて目にすることになる。

 シモンズは2026年のマシンは”極めてオーソドックス”なものになるとしながらも、テクニカルチームが白紙の状態からスタートし、数々の急進的な道を探ったことを明かした。

「26年型マシンのプロジェクトを研究したとき、我々は白紙を用意して、あらゆることを調査した。究極がどこにあるのかを知るために、スカートのついたグラウンド・エフェクトカーファンカーも検討したし、いろいろと変なものも考えた」

「しかし、26年型のマシンは極めてオーソドックスなものになるだろう」

 
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