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F1カレンダー“特別枠”は良いアイデア! チーム代表が検討の価値アリと支持

F1チームの代表たちは、シーズンの開催地として毎年特別枠を設けるというアイデアを支持する姿勢を示しており、検討の価値があると考えているようだ。

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C39

Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C39

Andy Hone / Motorsport Images

 2020年シーズンのF1は新、型コロナウイルスのパンデミックの影響を受け、当初の開催カレンダーから、大幅な変更を行なう必要に迫られた。しかし、そうした変更は馴染みのない開催地を迎え入れることに繋がり、一定の評価を得るに至った。

 今季はF1初開催のサーキットとしてムジェロが追加され、長らくF1が開催されていなかったイモラ、トルコ、ニュルブルクリンクといったサーキットも再びF1カレンダーに復帰した。

 9月中旬にムジェロで行なわれたF1トスカーナGPはドライバー、そしてファンから好意的に受け止められており、来季以降の開催を望む声もある。これは同時に、F1が毎年同じようなスケジュールを繰り返すのでは無く、新しいイベントを設けることで、新鮮さを取り入れることができることを示していると言えるだろう。

 そうした中、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はF1が毎年ローテションで開催される“招待枠”のようなグランプリを設けてもいいのではないかというアイデアを提唱。注目を集めた。

 こうしたアイデアは他チーム代表からも賛同の声が聞かれており、ローテーション開催を支持する姿勢が示された。

 メルセデスF1代表のトト・ウルフはローテーション開催のカレンダーを採用すべきか? と問われた際に次のように答えた。

「イエスだ。私としてはそれはCOVID時代により多くのレースを開催する必要から生まれた興味深い新たなコンセプトだと思う。面白いね」

「より多くの不確実性を目にすることができるだろう。チームはそうしたトラックでの知識があまり多くない状態で登場する。そしてあなた方は何度も経験してきたトラックとはかなり異なったパフォーマンスを目にすることができる」

「ニュルブルクリンクに来るか、シルバーストンに来るか……我々は毎年そこ(シルバーストン)を訪れていて、創造性や柔軟な発想では最適化できることはあまり多くない。何度もそこに訪れているからだ」

 またハースのギュンター・シュタイナー代表は、ムジェロの例はF1の新会場がいかに良いモノだったかの例だと語り、商業的に可能ならばローテーション開催は素晴らしいモノになるだろうと述べた。

「新しいからこそエキサイティングだったのか、それとも毎年エキサイティングになるのか、それはわからない」と、シュタイナー代表は言う。

「それらをローテーションさせた場合、そこでレースをするたびに新鮮さがあるかもしれない。それには完全に賛同する」

「私は変化が好きだ。いつも同じことをしていては、結果は分かっている。同じことを何度もしているなら、ずっと予測ができるようになってしまう

「商業的に可能で、開催地のローテーションができるのなら素晴らしいことだと思う。F1が検討するものだろう。ムジェロで起こったことを見て、今ではニュルブルクリンクやポルティマオ、イモラを本当に楽しみにしているんだ」

 

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