F1 カナダGP

レッドブル独走の2023年、F1のルール変更介入は無い? 接戦の”演出”は「不公平な操作だ」と運営トップが明言

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、今シーズンを独走状態となっているレッドブルを遅くし接戦を演出させるためのルール変更は「不公平な操作」だとして、考慮していないと語った。

Jonathan Noble

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公開日時: 2023/06/15 22:06

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Max Verstappen, Red Bull Racing RB19, passes Sergio Perez, Red Bull Racing RB19, for the lead

 F1の2023年シーズンでは、レッドブルが圧倒的な強さで支配している。しかし、F1側として彼らの独走状態をルール変更によって“操作”するつもりはないようだ。

 レッドブルは今シーズンここまでのレースで全勝。マックス・フェルスタッペンがタイトル争いで大きくリードしており、コンストラクターズタイトルでも圧倒的な優位を築いている。

 圧倒的な強さから今シーズンはレッドブルが全戦全勝するのではないか、という声もある。しかしその一方で、代わり映えのないトップ争いに、TVの視聴率やファンの関心が低下するのではないかと懸念されている。

 最近F1の公式ポッドキャスト番組「Beyond the Grid」に出演したF1のステファノ・ドメニカリCEOは、ショーの観点からは、トップ争いがより接戦になったほうが良いと認めている。

 しかし彼は、レッドブルを遅くするためのシーズン中のルール変更は間違った行ないだとして、介入の可能性を否定した。

「そういうのは不公平だと思う」

 介入を検討したかどうかを問われた際、ドメニカリはそう答えた。

「我々は”操作”の一部にはなれない。正しくないし、フェアではない。私はそういったタイプのアプローチを、想像もしていない」

 ドメニカリは、F1をよりエキサイティングなモノにするためにルールを操作するよりも、現状を維持したほうが良いと考えている。

「今はそれが適切なアプローチだと思う。ルールが変更されてから、あまり年月が経過していないからだ」

Mohammed bin Sulayem, President, FIA, Stefano Domenicali, CEO, Formula 1, on the grid

Mohammed bin Sulayem, President, FIA, Stefano Domenicali, CEO, Formula 1, on the grid

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

「だから、確実に差は縮まるだろう」

「F1というのは常にサイクルが存在するスポーツだった。そこではあるチームが非常に優勢だったが、その後他のいくつかのチームもそこに加わってきた」

「つまりこの戦略的アプローチの下では、我々の目標はそのサイクルをしっかりと短くすることにある」

 さらにドメニカリはレッドブル以外のチーム間で非常に接近した戦いとなっているため、今年のF1に競争がないわけではないと付け加えている。

「我々はレッドブルが非常に素晴らしい仕事をしたことを考慮しておく必要がある。そのギャップは大きく見えるのも事実だが、物事はすぐに変わってしまうものだから、慎重であるべきだ」

「レッドブル以外のチームは非常に、非常に接近している。他のチームとのギャップを見れば、彼ら(レッドブル)は素晴らしい仕事をしたのだと思うし、それは報われるべきだ。だから先程も言ったように、我々が目指す目標は、この差をできるだけできるだけ小さく保つことだ」

「他のチームも、予算上限の中でどうやって彼らの開発に追いついていくかを考えているのは間違いない」

「今リードしているチームの成長度合いが鈍くなるかどうかを見ていくのは興味深いことだ。結局のところ、彼らは短期的にはとても優れた仕事をしたんだ。今後数ヵ月の動きを見るのが興味深いよ」

 

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