モナコで10位入賞もポジティブな点は“ゼロ”とアロンソ断言。しかしアストンマーティンAMR26の今後には楽観視「劇的に改善されることになる」
フェルナンド・アロンソはF1モナコGPで10位に入ったが、収穫は全くなかったと感じている。
F1第6戦モナコGPで、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは10位に入り、個人そしてチームにとっての今季初ポイントを手にした。しかしながら彼は、今季パフォーマンスを出せていないAMR26にポジティブな点は見られなかったと語る。
開幕から最下位争いを強いられるなど、苦しい戦いが続いているアストンマーティン。シャシー、ホンダ製パワーユニットの両面で課題が次々あらわになっており、今回のアロンソの10位入賞も、ペナルティやトラブルが続出した波乱のレースを生き残った結果という側面が大きく、彼らとしても実力を反映した結果という認識はしていない。
レース後のインタビューで、「今週末ポジティブな点は何もなかった」と語るアロンソ。さらにこう続けた。
「今季これまで色々なサーキットで走ってきたけど、その全てで自分たちの弱点が明確になった。オーストラリアではエンジンの調子が悪く、中国では(電動)エネルギー、モナコではシャシー、そしてカナダとマイアミではギヤボックスが良くないことが分かった」
「どのサーキットでも僕たちのマシンの弱点が出ていたと思う」
モナコGPでのアストンマーティンは、アロンソ、ランス・ストロール共にポールシッターのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)より3秒以上遅いタイムで予選21番手、22番手に終わり、グリッド最後列から決勝を迎えた。しかしレースでは戦略とセーフティカーの出動がうまく噛み合い、アロンソはライバルのペナルティなどもあって11番手でチェッカーを受けた。そしてレース後にキャデラックのセルジオ・ペレスにもペナルティが出されたため、10位に繰り上がったという格好だ。
このような波乱絡みでない限り、現状のアストンマーティンが入賞争いに加わるのは容易ではないだろう。ただアロンソも、様々な問題を洗い出したチームがパフォーマンスを引き出せるようになると楽観視している。
「良い点は各分野でどのような対策が必要かを非常によく理解していることだ。シーズン後半の(新しい)パッケージ投入に向けては、これらの問題すべてに個別に対処していく」
「僕はチームを全面的に信頼している。なぜなら、僕たちの印象と感覚では、マシンは今の状況から劇的に改善されることになるからだ。あと4、5レース、苦しい結果が続くのを耐えるだけだ」
今回のモナコGPでは、チーム代表のエイドリアン・ニューウェイが久々に現地に姿を見せたことでも話題となった。多額の投資を行ない補強を進めてきたアストンマーティンを象徴する存在でもある天才デザイナーのニューウェイは、AMR26の弱点を解決するためにチームとともに精力的に取り組んでいると伝えられている。アロンソによれば、今週末ニューウェイはドライバーのフィードバックを熱心に聞いていたという。
「彼がサーキットに来ると、ドライバーのフィードバックを非常に細かく分析し、各コーナーで何が起きているのかを正確に理解しようとする」とアロンソ。
「彼は先を見据えているんだと思う。つまり、ここモナコで僕たちが説明している問題に対して、新しいアップデートパッケージが何をもたらすかを考えているんだ。でもそれだけじゃなくて、次の市街地コースであるシンガポール用のパッケージで何ができるか、といったことまで考えている」
「僕たちには最高の人材がいる。彼とサーキットで過ごす時間が長いほど、チームは良くなっていくだろう」
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