フェラーリ代表、メルセデスのサスペンションの合法性を疑わず「クルマの挙動に驚いてもいない」
フェラーリのマッティア・ビノット代表は、メルセデスのリヤサスペンションの合法性を疑っておらず、あまり気にかけてもいないという。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
2021年シーズンのF1も残り5レースと終盤になっているが、メルセデスのマシン『W12』のリヤサスペンションが注目を集めている。ストレートでリヤの車高が下がり、ストレートスピードの向上を狙っていることが明らかとなったからだ。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、アメリカGPの後、メルセデスのシステムはシーズンの残りのレースで「かなり強力な効果を発揮する可能性がある」と述べた。
「他の場所ではもっと効果を発揮するはずだ。ここ(アメリカ)では影響が小さかったが、たとえばジェッダ(サウジアラビアGP)のような場所ではかなり強力になるだろう」
しかし、ホーナーは、メルセデスが行なっていることはレギュレーションの範囲内であると考えていると語った。
「違法だとは思っていない。歴史的にも使われてきたし、過去にも彼らが使っているのを見たことがある」
フェラーリのマッティア・ビノット代表も、メルセデスのシステムに何の驚きもないと話し、違法性はないと考えていると語った。
「正直なところ、この議論にはあまり興味がない。それをフォローしているわけでもないし、聞いたことがあるだけだ」
「私は、何かが間違っているとか、違法だとは考えていない。つまり、クルマの挙動に驚いてもいないんだ」
マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表も、マクラーレンとしてメルセデスのリヤサスペンションにあまり注意を払っておらず、別のところにエネルギーを集中させていたと語った。
アメリカGPの際、ザイドルは「正直に言うと、私は昨日、Sky(TV)のビデオで分析結果を見ただけだ」とコメントしている。
「しかし、このテーマに我々はまだエネルギーを費やしていない」
「我々は自分たちのことだけに集中して、良いレースウイークエンドにしようとするだけだ」
「だから1週間後に、チームとしてこの件を検討した後に、また少し話し合おう。その背後に実際に何かがあるのか、それとも今パドックを駆け巡っているただの幽霊なのかをね」
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