クルサード、FIAのルール制定体制を批判「レギュレーションを作る側が、F1マシンのことをもっと良く理解していれば……」
メルセデスがエンジンの圧縮比の抜け穴を利用したという主張を受けて、デビッド・クルサードはFIAへの批判を強めた。
2026年シーズンのF1レギュレーション変更を受けて、メルセデスがエンジン圧縮比の抜け穴を利用したとされたことについて、元F1ドライバーのデビッド・クルサードはFIAの体制が不十分だと非難した。
圧縮比の引き下げは、2026年の新レギュレーションで導入された多くの変更点の一つに過ぎない。これまで圧縮比は18:1が上限だったが、新規則では16:1に引き下げられた。
しかしメルセデスは、マシンが静止しエンジンが常温である時にのみ圧縮比の測定が行なわれるという抜け穴を最大限に利用し、マシンがコースを走り、エンジンの温度が上がっている時に圧縮比を高める方法を発見したようだ。
この抜け穴を塞ぐため、2026年8月1日からレギュレーション変更を導入することが提案されている。この変更は、パワーユニット(PU)メーカー、FIAも参加する投票にかけられ、是非が問われることになる。
Andrea Kimi Antonelli, Mercedes
Photo by: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
そんな中、メルセデスのチーム代表トト・ウルフが、彼らのエンジンは合法であり、その設計はFIAによって承認されていると主張していることは注目に値する。
ポッドキャスト『Up To Speed』に出演したクルサードは、FIAの責任を追求した。
「そうだね。問題はそれだ。最近読んだんだが、彼らは『ルールを書いているのはたった20人くらいで、F1チームは数百人いる。だから抜け穴を見つけて塞ぐことができなかったんだ』と言っているんだ」
「率直に言って、レギュレーションの策定者がF1マシンの動作範囲をより深く理解していれば……F1マシンの動作範囲とは、ガレージ内で常温環境下にある状態ではない。サーキット上での状態なんだ」
「エンジン温度が110℃になり、あらゆる部品が赤熱し、ブレーキ温度は1000℃を超える。レギュレーションはそうした環境を想定して設計されるべきなのだ」
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