F1 オーストリアGP

ホンダ・レーシングの渡辺社長、バルセロナでアストンマーティンと”重要な”ミーティングができたと明かす「懸命に働くことで報われると信じています」

苦戦が続くアストンマーティン・ホンダ。HRCの渡辺社長は「何があっても絶対に諦めない」と語った。

田中 健一

編集: 2026/06/23 8:31

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Koji Watanabe, President, CEO and Representative Director of Honda Racing Corporation

Koji Watanabe, President, CEO and Representative Director of Honda Racing Corporation

写真:: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images

 ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長が、ホンダ・レーシングF1のインスタグラムでコメント動画を発信。バルセロナ-カタルニアGPの現場を訪れた際、アストンマーティンとミーティングを行ない、非常に有意義な機会となったと語った。

 今季からアストンマーティンを新たなパートナーに、F1に本格復帰を果たしたホンダ。しかし開幕から厳しい戦いを強いられており、ここまで獲得したポイントは僅かに1。それも乱戦となり、ライバルが脱落していく中掴んだ幸運の1ポイントであり、ポジティブな要素はかなり薄かったと言わざるを得ない。

 その原因はホンダのパワーユニット(PU)の性能が低いからだとか、シャシーの出来が悪いからだとか、あるいはギヤボックスの挙動が不安定だからとか、様々な意見がある。おそらく、要因はひとつではないのだろう。

 そんな状況の中、渡辺社長のコメントがホンダ・レーシングF1のインスタアカウントに投稿された。

 渡辺社長はこの動画の中で、「いつも応援していただき、ありがとうございます」と語り始めた。

「2026年の序盤戦は、我々にとって厳しいモノになっています。現在のポジションは、我々が求めているようなモノではありません」

「厳しい時間ではありますが、ホンダとHRCのDNAに刻まれたチャレンジングスピリットに支えられています」

 ホンダは2015年にマクラーレンと組んでF1に参戦した時にも、厳しい戦いを強いられた。その時を振り返り、次のように語った。

「我々は2015年にも、厳しいスタートに直面しました。しかし絶対に諦めず、強くなることができました」

「チームの全員が、2026年のPUを改善するために、ハードワークを続けています」

 渡辺社長が言う通り、マクラーレンと組んでいた時に大変苦労したが、その後レッドブルと組むと、黄金時代を築いた。2023年には、HRCを介してレッドブル・パワートレインズにPUを共有するという体制ではあったものの、22戦21勝というF1史上最高勝率を塗り替えた。それ以前の最高勝率記録は、ホンダがマクラーレンと組んでいた1988年に記録された16戦15勝であった。

 渡辺社長は先日行なわれたバルセロナ-カタルニアGPに赴き、アストンマーティンとミーティングを行なったという。motorsport.comが入手した情報によれば、このミーティングはチームのホスピタリティユニットで、非常に砕けた雰囲気の中行なわれたようだ。そして今後はより頻繁に、こういったミーティングが開催される予定であるという。

「アストンマーティンとの関係も、1日ごとに強化されています」

「バルセロナ-カタルニアGPの際には、開かれたコミュニケーションをすること、そして信頼関係を強化する上で、素晴らしい機会となるミーティングが、チームと共に行なわれました」

「たくさんのチームメンバーと直接話すことができるのは、素晴らしいことです。ひとつのチームとして、共に懸命に働いていくつもりです」

 渡辺社長は次のように語って、コメントを締め括った。

「どんなことがあっても、我々は決して諦めません」

「ここまでの結果は、フラストレーションが溜まるモノだと、我々は認識しています。そしてチームとも、その想いを共有しています」

「でも、懸命に働くことで、それが報われると信じています。そして前に進めていきます」

「応援、よろしくお願いします。そして我々と一緒に戦ってください」

Additional reported by Ronald Vording

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