【ギャラリー】“美しいマシン率”も高い? 鮮やかなグリーンでF1を彩ったマシンたち
チームの名称変更に併せて、マシンカラーリングを赤からライトグリーンに大きく変更したステークF1。これまでの歴史を振り返ると、様々なライトグリーンのマシンがF1界を彩ってきた。今回はその一部をギャラリー形式で紹介する。
アストンマーティンAMR21(2021年)
Photo by: Jerry Andre / Motorsport Images
ステークと並び、現在進行形でグリーンのマシンを走らせているチームがアストンマーティンだ。同チームはかつてのレーシングポイントが改称する形で2021年から始動。以来、アストンマーティンのコーポレートカラーであるブリティッシュグリーンを採用している。この緑は光の当たり方などのシチュエーションによって見え方が異なるが、晴天の下では明るく鮮やかな印象を持たせる。
ケータハムCT05(2014年)
Photo by: Alastair Staley / Motorsport Images
小林可夢偉のF1最後のマシンでもあるCT05。2010年に発足したロータス・レーシングを源流に持つケータハムにとっても、最後のマシンとなった。この年から導入されたレギュレーションに準拠するため各チームのノーズセクションは独特な形状となったが、ノーズの先端に棒が突き刺さったようなケータハムのデザイン(シーズン途中に修正)は特に話題を呼んだ。
ジャガーR5(2004年)
Photo by: Lorenzo Bellanca / Motorsport Images
2000年から2004年にかけてF1を戦ったジャガーも、ブランドを代表する鮮やかなグリーンのマシンで参戦したF1チームとして有名だ。スチュワートをフォードが買収する形で発足したジャガーは、優勝こそ記録できなかったものの中堅チームとして活躍。イギリスのミルトンキーンズを拠点に置いた同チームは2005年にはレッドブルに買収され、その後F1で数多くの功績を残していくことになる。
ロータス107(1992年)
Photo by: Rainer W. Schlegelmilch / Motorsport Images
財政難による消滅の危機を乗り越え、中堅チームとして存在感を見せた1990年代前半のチーム・ロータス。特に1992年は102Dと107を駆るミカ・ハッキネンとジョニー・ハーバートがコンスタントに入賞し、コンストラクターズランキングでも5位に入った。緑と黄色のツートンカラーが目を引くのはもちろんのこと、日立、タミヤ、コマツ、シオノギ、イエローハットなど日本企業のスポンサーロゴで彩られている点も印象的だ。
ジョーダン191(1991年)
Photo by: Motorsport Images
“美しいF1マシン”を巡る議論で必ずと言っていいほど名前が挙がるのがジョーダン191だ。この年のジョーダンは発足初年度ながら計7回の入賞を記録。あのミハエル・シューマッハーがベルギーGPで鮮烈なデビューを飾るなど、パフォーマンスの面でも記憶に残る1台だ。翌年からジョーダンは、青をベースとしたカラーリングに変更した。
ベネトンB190(1990)
Photo by: Motorsport Images
1980年代後半から1990年代初頭にかけてのベネトンは赤、黄、緑、青がバランス良くあしらわれた実にカラフルな配色のマシンが印象的だが、フロント部分を占める緑は特に存在感を放っていた。発足当初はシーズン終盤戦に相性が良かったベネトン。写真のB190を駆るネルソン・ピケとロベルト・モレノが1990年の日本GPでチーム初のワンツーフィニッシュを達成した。
アルファロメオ184T(1984年)
Photo by: Motorsport Images
アルファロメオからステークへの改称を期に、2024年のマシンカラーを赤から緑に転換させたザウバー。奇しくも1980年代にF1に参戦していたアルファロメオも、ベネトンがスポンサーについていた時代はグリーンのマシンを走らせていた。アルファロメオは1985年を最後にF1から去り、ザウバーとのパートナーシップという形で2018年にF1復帰を果たすのであった。
ティレル011(1983年)
Photo by: Motorsport Images
ベネトンのスポンサードによるマシンの“緑化”は、1983年のティレルにも当てはまる。この年のティレルはミケーレ・アルボレートがデトロイトで優勝を記録。翌年も表彰台を獲得するなど活躍したが、かの有名な“水タンク事件”によってその年のリザルトを抹消されている。
ブラバムBT24(1967年)
Photo by: Motorsport Images
時は“葉巻型F1”の1960年代まで遡る。ジャック・ブラバムが興したブラバムも、緑色のマシンが多かった。写真のBT24は1967年シーズンの途中から登場し、デニス・ハルムのチャンピオン、そしてブラバムのランキング2位に貢献した。
ロータス25(1963年)
Photo by: Motorsport Images
1960年代、1970年代のF1を席巻したロータス。初期はブリティッシュグリーンのマシンで参戦した。特に写真のロータス25を駆るジム・クラークの速さを凄まじく、1963年シーズンは10戦中ポールポジション7回、優勝7回、ファステストラップ6回でチャンピオンに輝いた。その後F1マシンにスポンサーカラーの概念が導入されると、ロータスのマシンも様々なカラーで彩られるようになった。
ヴァンウォールVW5(1957年)
Photo by: Motorsport Images
F1黎明期に活躍したヴァンウォールも、ロータスらと同じくイギリスのナショナルカラーであるグリーンのマシンで参戦していた。ヴァンウォールは1958年に制定されたコンストラクターズ選手権の初代王者としても知られる。
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