テストレポート

F1 ハース富士TPC

2度目のハースF1富士TPCが終了。ドライの2日目は坪井&福住で100周突破……ベストタイムは昨年超えならずも充実の走行に

富士スピードウェイでのハースF1チームのTPCが終了。昨年のベストタイムを超えることはできなかったものの、坪井翔と福住仁嶺にとっては充実の走行となった。

戎井健一郎

編集: 2026/07/29 9:10

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Nirei Fukuzumi, Haas

 7月29日(水)、富士スピードウェイでハースF1チームの旧型車テスト(TPC)2日目が行なわれた。この日は晴天に恵まれ、坪井翔と福住仁嶺が2025年マシンの『VF-25』で精力的に周回を重ねた。

 富士スピードウェイを近代F1マシンが駆け抜けるという、日本のファンにとっても非常に貴重な機会であるハースTPC。昨年に引き続きの開催となり、2年連続の参加となる坪井と、今回がF1初ドライブとなる福住がステアリングを握った。

 初日は天気に恵まれず、ドライコンディションで走れる時間も非常に限られていたが、2日目は晴天に恵まれた。ジリジリと焼き付けるような日差しの中、合計約6時間ほどの走行でふたりは100周を超えるラップを刻んだ。

 午前のセッション3はショートランが中心。前半は坪井、後半は福住が乗り込み、ミディアムタイヤやハードタイヤを履いてアタックを繰り返した。

 ただコンディション的にタイヤ温度はかなり上がりやすくなっていたようで、アタック後はピットボックスに戻り、メカニックがブロワーでタイヤを冷やしてから再度アタックに向かう形をとった。つまり、プッシュラップ→インラップ→アウトラップ→プッシュラップ……という流れだ。坪井もこれについて「リヤの温度管理が難しく、あれをやらないとセカンドラップではフロントとリヤ(のバランス)が全く合わなくて全然アタックできない感じだった」と振り返る。

 そして坪井はこのセッションで1分17秒914をマーク。これが最終的には今回のTPCを通しての最速タイムであった。昨年のベストタイム(1分17秒470)を超えることはできなかったが、これは今回がタイムの出にくい高温コンディションだったことが影響しているはず。坪井自身も、コンディションが整っていれば1分16秒台に悠々と入れただろうと話した。

 なお福住のベストタイムは1分18秒442。坪井とはコンマ5秒の差があった。路面温度の高さも影響してセクター3でタイムが落ちる傾向があったようだが、福住としても1分18秒2までは見えていたといい、「自分の走りが少しまとまっていないところもあったりもした。もう少ししっかりまとめて終わりたかった」としたが、コンディションが厳しい中で攻めた走りをした結果だとして、悔いはないと語った。

 午後は両者ロングランをこなしてテスト終了。坪井と福住は共に日本のトップカテゴリーで一線級の活躍をしているドライバーだが、F1マシンに乗って自らのポテンシャルを再確認できたという点でも、充実した2日間になったようだ。

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