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ハミルトン、PP獲得も「レッドブルの速さはちょっと別格」とレースに向け警戒強める

メルセデスのルイス・ハミルトンはF1サウジアラビアGP予選でのレッドブルの速さは別物だったと認めつつ、ポールポジションを確保できたことに喜びを見せた。

Lewis Hamilton, Mercedes, celebrates in Parc Ferme after securing pole

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 F1第21戦サウジアラビアGPの予選は、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。チームメイトのバルテリ・ボッタスが2番手に続き、フロントロウを独占した。

 ハミルトンとタイトルを争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、最後のアタックで最速タイムを大きく上回るペースを示していたが、最終コーナー立ち上がりでウォールにクラッシュ。予選は3番手で終了し、ポールポジション獲得とはならなかった。

 このクラッシュはハミルトンにとっては転がり込んできた幸運と言える。彼はチームメイトとともにセットアップを詰めてきたものの、メルセデスとして予選に必要な速さをモノにできていなかったと認めており、ポール獲得には喜びを見せた。

「シミュレーションやセットアップに懸命に取り組んできたし、バルテリとの協力も素晴らしいものだった」と、ハミルトンは言う。

「彼はこれまでのチームメイトでも最高の人物だ」

「そしてセットアップに協力して取り組んで、マシンは必要なところまで近づきつつあった。ただ彼らが単に凄く速かったんだ。レッドブルはこのコースで、ちょっと別格だった」

「でも予選結果のポジションを見れば、手持ちのマシンでなんとかやってのけられた。感謝しているよ」

 ハミルトンは2日目の走行ではマシンに初日ほどの快適さを感じられていなかったとも明かしている。

「僕らはフリー走行を通じて速さを見せていたけど、何らかの理由でFP3、特に予選ではペースを欠いていた」

「タイヤなどに苦戦していたんだけど、(予選)ワンツーを獲得できた。バルテリをはじめとして、チームの皆が懸命に働いてくれた。だからこの結果は凄く素晴らしいものなんだ」

 決勝レースに向けては依然としてレッドブルの速さを警戒しているようで、大きな脅威になる可能性があると語っている。

「僕らはレースペースでは常に接近している」

「僕のロングランについて言えば、初日は良かった。でも知っての通りレッドブルは明らかにセットアップで何かを見つけていて、今日の彼らは速くなっていた」

「だから明日はレース中ずっと接近戦になると思う。でもバルテリも僕もそれに参加していくつもりだ」

 
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