“レッドブル潰し”を避けるため、フェルスタッペン&ペレスは手を抜いている? ホーナー代表は否定「タイヤマネジメントしているとそう見えるだけ」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、自分たちがまだ手加減をしているというジョージ・ラッセルからの指摘を否定した。
今季F1の開幕3レース全てで優勝を飾っているレッドブル。この速さについて、メルセデスのジョージ・ラッセルは彼らがまだ全力を出していないと指摘しているが、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はそれを否定した。
ここまで圧倒的な強さを見せているレッドブル。マックス・フェルスタッペンが2勝、セルジオ・ペレスが1勝を挙げており、その内2回がワンツーフィニッシュだった。先日のオーストラリアGPでは、フェルスタッペンが途中まで2位以下に10秒以上の差をつけて独走しており、ペレスもピットレーンスタートながら5位まで追い上げた。
そのあまりの強さに、ライバルたちがレギュレーション変更などを通してレッドブルを抑え込むような動きが出てきてもおかしくない状況にある。そういった状況を避けるためにも、力を出し過ぎないようにしているのではないか……それがラッセルの考えだ。
「彼らは確実に抑えている」
ラッセルはBBC 5 Liveにてそう語った。
「彼らは自分たちのポテンシャルをフルに見せることをためらっている。彼らが速く見られれば見られるほど、このスポーツはそんな彼らを抑え込もうするからだ」
「現実的に見て、彼らは(1周)コンマ7秒くらいのアドバンテージがあると思っている。マックスは無理をする理由がないし、レッドブルもそうだ」
「彼らは本当に素晴らしい仕事をした。僕たちはそれを奪い去ることはできないし、もっと頑張らないといけない」
そんなラッセルの指摘を、ホーナーは一蹴。メルボルンでは必然的にタイヤマネジメントが必要だっただけだと語った。
「彼のチームはそういった優位性についてよく理解しているだろう」とホーナーは言う。
「どんなレースでも常に、マネジメントの要素はある。あれは1ストップのレースで、しかも早い段階でストップしたレースだった。だからタイヤマネジメントの必要があり、我々はそれをやっていたに過ぎない」
「チェコ(ペレス)はコンマ7秒のアドバンテージを見せたくないから、後ろの方でウロウロしていたという訳ではない。今回に関してはグリッド(の実力差)が縮まっていた」
またオーストラリアGPでの展開について、ホーナーはこう補足した。
「我々は予選よりレースの方がマシンを重くした。アグレッシブにタイヤを温めていたマシンがレースで少し苦しんだのかもしれない」
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