ポルシェとレッドブルの提携、詳細が一部公表も合意はまだまだ先? 「乗り越えるべきモノは多い」とレッドブル代表

クリスチャン・ホーナーはポルシェによるレッドブルへの出資が実現するまでは、まだ長い道のりがあると話した。

ポルシェとレッドブルの提携、詳細が一部公表も合意はまだまだ先? 「乗り越えるべきモノは多い」とレッドブル代表
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 2026年以降にF1新規参戦を目指しているポルシェ。彼らはレッドブルとの提携を目指しており株式購入も予定されていることが判明したが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはそこに至るまではまだ長い道のりがあると話した。

 ポルシェは以前からF1参戦の可能性を探ってきた。フォルクスワーゲングループは傘下のアウディとポルシェに対し、2026年に予定されるパワーユニット(PU)の新レギュレーション導入をきっかけにF1参戦のゴーサインを出すなど、その動きは最近になって活発化した。

 ポルシェはF1参入にあたってレッドブルと提携を組む形になると言われてきた。長らくその詳細は明かされてこなかったが、モロッコにおける法的文書の公開規定から、ポルシェとレッドブルの提携に関する情報が明らかになった。

 文書によると、ポルシェは7月8日付けでモロッコの反カルテル機関に、レッドブルとの10年間に渡るパートナーシップ提携を通知。レッドブルが持つF1事業の50%買収も計画に含まれる旨が記載されている。

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 これには提携の公表は8月4日を予定していると記載されていたが、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は2026年からのPU新規定に関して、正確な仕様の決定が遅れていることもあり、まだ時間が掛かるだろうと語っている。

 ポルシェとアウディは、MGU-Hの廃止や持続可能燃料使用の推進、競争力を発揮するためにも、十分な”リセット”を条件としていると考えられている。

 ホーナー代表は、レッドブルとポルシェの提携に関して次のように語った。

「物事が進む前に、まず最初に乗り越えなくてはならない、いくつかの大きな注意事項がある」

「それは主にPUのテクニカルレギュレーション、スポーティングそして財務レギュレーションが最終的にどうなるかに焦点が合わさっている」

「新規参戦者と既存のグループとの間で、公平かつ公正に行なわれるのか? それが最初に完成させる必要があるパズルのピースなんだ」

「FIAが懸命に取り組んでくれていることは分かっている。今後数週間でそれを確認できることを期待しているよ」

「その時点で、我々はポルシェ側とさらなる話し合いを試みることができるだろう」

「そういうわけで、これはかなり長いプロセスになるだろう」

「最も根本的なところは、2026年のレギュレーションがどうなっていて、それがポルシェやアウディのような企業がF1へ参戦するのに十分魅力的なのか、ということだ」

 なおホーナー代表はポルシェが”レッドブルの哲学”と合致する必要があると強調しており、「哲学を変えないという議論は、最低条件のモノになる」と付け加えている。

 チームの”DNA”にマッチするモノとして、レッドブルはポルシェに長期的なコミットメントを求めているようだ。

 ホーナー代表は「まだ話し合いの段階に過ぎないし、レギュレーションに基づいた多くの注意事項が存在する」と語る。

「我々が検討するモノは、長期的な考えに立ったモノだ。短期的には考えていない」

「戦略的にはレッドブルのF1への長期的なコミットメントの計画に合致するものでなければならないだろう」

 なおレッドブルはこれまで提携してきたホンダの撤退により、自前のPU部門を立ち上げた。55週間をかけて建設されたファクトリーで、間もなく最初のエンジンが始動する予定だという。

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