F1 バルセロナ-カタルニアGP
ハジャー「僕は機械じゃないんだ」レッドブルのスタート難易度に思わず不満こぼす
レッドブルのスタートの不安定さについて、アイザック・ハジャーは「僕らは機械じゃないんだ」とその難しさを表現している。

Oleg Karpov
公開日時: 2026/06/18 10:43
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2026年シーズンの新マシンでスタートの不安定さを露呈しているレッドブル。アイザック・ハジャーは、現在のシステムで要求される精度が非現実的だと語っている。
レッドブルのドライバーたちは、2026年シーズン開幕以来スタートに苦しみ続けている。時折素晴らしい蹴り出しを見せることもあるが、マックス・フェルスタッペンとハジャーは依然としてスタートの安定性を欠いており、スタート直後に複数のポジションを失うケースが頻発している。
今シーズン序盤に同様の問題を抱えていた他チームは、すでに解決策を見つけたように見える。特にメルセデスは大きな進歩を遂げており、開幕当初はスタートでポジションを落とすことが多かったアンドレア・キミ・アントネッリも、ここ3戦は安定して良いスタートを決めている。
依然としてスタートの問題が深刻なレッドブルだが、その要因は現在のスタート手順がドライバーにとって複雑すぎることにあるようだ。
ハジャーはバルセロナ・カタルニアGPでもスタートが上手く行かず、6番グリッドから14番手まで後退。その後は追い上げて6位でフィニッシュしたが、「悪夢」のスタートシステムの早急な改善を求めている。
「僕たちはスタートを改善する必要がある。だって、このままじゃ本当にダメだからね」と、ハジャーはF1 TVに語った。
「毎週末同じことの繰り返しだ。今日は悪夢だったけど、週末を通してずっと苦しんでいたんだ」
「(スタートは)本当に改善しなければならないポイントだ。みんなは進歩しているのに、僕はまた後退してしまった。手順が複雑すぎるし、許容範囲が狭すぎるんだ」
Isack Hadjar, Red Bull Racing
Photo by: Andy Hone/ LAT Images via Getty Images
ハジャーはその後、現在のシステムが求める精度は現実的ではないとさらに踏み込んで語った。
「何が起きたのかって? 正直わからないよ」
スタート失敗の原因を問われると、ハジャーはそう答えた。
「週末を通してずっとこんな感じだった。今週末のスタート練習を含めても、あれが一番悪かったと思う。それが実際のレースで起きてしまった」
「シーズンを通して一度もなかったのに、今日は2回もエンストしたんだ。だからこの問題は解決しなければならない。手順があまりにも複雑すぎる」
「僕はコンピューターじゃないし、機械でもない。0.0001%単位の精度なんて出せるわけがない。こんなの機能していないよ」
なおレッドブルのローレン・メキーズ代表は、スタートの問題についてはパワーユニットで適切な作動領域を探る難しさに起因していると説明した。つまりハジャーの「許容範囲が狭すぎる」という発言を認めた形となる。ただし、問題解決が近いかどうかについては明言しなかった。
「今回は良いスタートではなかった」
メキーズ代表はハジャーのレースを振り返りながら語った。
「今シーズンここまで、スタートは弱点になっている。知っての通り、我々はパワーユニットメーカーとしてはこれが1年目だ。我々はシャシー側とPU側の間で改善しなければならない点や、理解を深めなければならない部分が数多くあることを学んでいるところにある」
「我々は以前から、このパワーユニットは非常に優秀だと言ってきた。しかし同時に、その性能を発揮できる作動領域は非常に狭い。そしてそういう特性を持つことで、自分たち自身の仕事を難しくしている部分もある」
「だからこれは1年目の学習プロセスの一部なんだ」
【PR】2026年のF1™を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!
関連ニュース:
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F3ランキング首位で“無所属”の逸材ウゴチュク、アルピーヌTPCでF1初ドライブ。育成プログラム入りの示唆なのか?
次の記事 トト・ウルフは「賢すぎる」からフェルスタッペン獲得はない! 元ハースF1代表の見解

More from
Oleg Karpov

予選3番手のピアストリ、アゼルバイジャンGPで勝てる唯一の策は「牽引フックでメルセデスと繋ぐ」?
F1
F1
アゼルバイジャンGP
5 日前
予選3番手のピアストリ、アゼルバイジャンGPで勝てる唯一の策は「牽引フックでメルセデスと繋ぐ」?

3戦欠場がなければ「2番グリッドもいけた」復帰戦で予選4番手のハジャー、走りに自信あり
F1
F1
アゼルバイジャンGP
5 日前
3戦欠場がなければ「2番グリッドもいけた」復帰戦で予選4番手のハジャー、走りに自信あり

序盤の“2ポジション返還”がなければ、フェルスタッペンはマドリンク初代勝者になっていた? レッドブル代表は「今日は2位が最高の結果」と否定
F1
F1
スペインGP
17 日前
序盤の“2ポジション返還”がなければ、フェルスタッペンはマドリンク初代勝者になっていた? レッドブル代表は「今日は2位が最高の結果」と否定

More from
アイザック ハジャー

負傷についてついに口を開いたハジャー「次ボクシングするなら、もうちょっと頭を使って戦いたい!」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
負傷についてついに口を開いたハジャー「次ボクシングするなら、もうちょっと頭を使って戦いたい!」

復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
3 日前
復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」

アイザック・ハジャー、復帰戦で3位獲得「初めての自分のペースで表彰台。超嬉しい」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
3 日前
アイザック・ハジャー、復帰戦で3位獲得「初めての自分のペースで表彰台。超嬉しい」

More from
レッドブル

”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
17 時間前
”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」

モナコGPのスプリント開催、フェルスタッペンは無の境地? 「どこだろうと気にしていない」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 日前
モナコGPのスプリント開催、フェルスタッペンは無の境地? 「どこだろうと気にしていない」

レッドブルのマシン劣化問題に解決の糸口「改善できる領域を具体的に特定できるようになってきた」しかし来季の完全解決はない?
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
レッドブルのマシン劣化問題に解決の糸口「改善できる領域を具体的に特定できるようになってきた」しかし来季の完全解決はない?
最新ニュース

トヨタ、ハース離脱のエステバン・オコンのWEC起用を否定「現ラインアップの調和を損ないたくない」
WEC
WEC WEC
Fuji
5 時間前
トヨタ、ハース離脱のエステバン・オコンのWEC起用を否定「現ラインアップの調和を損ないたくない」

マルケス、オーストリアで一見不機嫌だったのは「体力節約のため」日本以降全コース攻めの姿勢
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
5 時間前
マルケス、オーストリアで一見不機嫌だったのは「体力節約のため」日本以降全コース攻めの姿勢

LCRのザルコ&モレイラ、日本のスポンサー訪問し激励受ける「トップ5が目標」「週末を楽しみたい」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
6 時間前
LCRのザルコ&モレイラ、日本のスポンサー訪問し激励受ける「トップ5が目標」「週末を楽しみたい」

ブリヂストン、新時代迎えるフォーミュラEで使用するタイヤをローマで初公開
フォーミュラE
FE フォーミュラE 6 時間前
ブリヂストン、新時代迎えるフォーミュラEで使用するタイヤをローマで初公開
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録