メルセデスにまたしてもトラブル。フェラーリ好調の中、タイトル争いの懸念材料に?「少し心配している」とアントネッリ
F1バルセロナ・カタルニアGPでは、アンドレア・キミ・アントネッリが終盤にリタイア。これでメルセデスは、直近3戦で2度パワーユニットのトラブルに見舞われたことになる。
2026年シーズンのF1は7戦を終了した時点で、ドライバーズランキング(アンドレア・キミ・アントネッリ)、コンストラクターズランキング共にメルセデスがリードしている。しかし彼らにはここ数戦、信頼性への懸念が高まっている。
第7戦バルセロナ・カタルニアGPでは、ポイントリーダーのアントネッリがルイス・ハミルトン(フェラーリ)に次ぐ2番手を走行中、残り5周というところでスローダウン。コース脇にマシンを止め、リタイアとなってしまった。
メルセデスは3週間前の第5戦カナダGPでも、ジョージ・ラッセルが首位走行中にトラブルに見舞われストップしている。これらはどちらもエンジン(パワーユニット)トラブルであり、その原因は内燃機関そのものではなくバッテリー関連と見られている。
メルセデスは新レギュレーションが導入された今シーズン、開幕から支配的なパフォーマンスを見せており、7戦中6勝を記録している。ただ、バルセロナ・カタルニアGPを制したハミルトンの好調さが目立つ中、メルセデスの信頼性は懸念材料となっている。
歴史上5人(同一シーズンに限れば3人)しか達成していない6連勝を逃したアントネッリは、まさかのリタイアにより精神的に空虚な気分だとして、次のように語った。
「まさかこうなるとは思っていなかった」
「ターン5に差し掛かった時、マシンが急に音を上げてしまったんだ。でも仕方ない。これもレースの一部だから、どうしようもない」
「今シーズンはすでにいくつか問題が起きているので、少し心配している。パッケージ自体は本当に強力なんだけど、こういうレースで多くのポイントを失ってしまっているから、改善しないといけない」
「とにかく今は感情的にはかなり空っぽな状態だ。何が起きたのか理解しようとしている最中なんだ」
アントネッリのリタイアにより、ランキング2番手のハミルトンは優勝によりポイント差を一気に25点縮めた。アントネッリのリードは66点から41点に……フェラーリの好調も相まって、タイトル争いもまだまだ分からない状況となった。
メルセデスのトト・ウルフ代表も、信頼性の問題に同様の懸念を示した。ちなみに、対するフェラーリもバルセロナではシャルル・ルクレールにパワーステアリングのトラブルが出ており、決して万全というわけではない。
ウルフ代表は次のように語る。
「こうしたリタイアを常態化させるわけにはいかない。モントリオールではコンストラクターズ選手権で25ポイントを失い、今日はさらに18ポイントを失った」
「1位で終えるためには、まず完走しなければならない。信頼性こそが今、最優先で取り組むべき課題だ。誰もこの状況に満足していないし、原因解明のためにあらゆる手を尽くすつもりだ」
「最終的に25ポイントを獲得されれば、戦いはまだまだ分からなくなる。だからこそリタイアは許されない。マシンとパワーユニットのパワーユニットを向上させ続けて、ミスなくクレバーな戦略で全力を尽くす必要がある」
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