ハミルトン「順位落ちると分かってたら、タイヤ交換しなかった」母国戦はストレスいっぱいのレースに
フェラーリのルイス・ハミルトンはF1イギリスGP終盤のセーフティカー出動時に、2番手を失うと分かっていればタイヤ交換はしなかっただろうと振り返った。
F1イギリスGPを3位で終えたフェラーリのルイス・ハミルトンは、レース終盤のタイヤ交換について、「2位を失うと分かっていればしなかっただろう」と語っている。
ハミルトンはレース終盤に2番手を走っていたが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がストウ・コーナーでクラッシュしたことでセーフティカーが出動すると、その後を見越してチームはチームメイトのシャルル・ルクレール共々タイヤを交換することにした。
首位を走っていたルクレールは余裕で先頭を維持したものの、ハミルトンはステイアウトを選んだジョージ・ラッセル(メルセデス)にピットアウト時に抜かれてしまい、3番手に後退した。
そしてレースはセーフティカー先導のまま終了したため、タイヤのアドバンテージを活かすチャンスもないまま3位フィニッシュ。ハミルトンは単にタイヤ交換でポジションを落としただけの格好となった。
このピットインについて後悔しているかどうかをハミルトンはレース後に尋ねられた。
「チームにピットインするように言われたんだ。ピットインしても、ポジションは維持できると思っていた」と、ハミルトンは言う。
「もし『ピットに入るとポジションを失うことになるだろう』と言われていたら、入ってなかっただろうね」
このピットインによるポジションダウンは、ハミルトンにとってフラストレーションの溜まるイギリスGPを象徴するような出来事だった。彼はスタートではランキング首位のキミ・アントネッリ(メルセデス)をかわしたものの、シグナル消灯前にわずかながら動いたことが原因で5秒加算ペナルティを科されてしまった。
Andrea Kimi Antonelli, Mercedes, Lewis Hamilton, Ferrari
Photo by: Colin McMaster / LAT Images via Getty Images
その後ハミルトンはルクレールから徐々に離され、後方から迫るアントネッリのプレッシャーを受け、オーバーテイクを許した。ただハミルトンにとっては幸運なことに、アントネッリはその後マシントラブルで大きく後退した。
スタート違反についてハミルトンは次のように説明した。
「最初から最悪だった。ジャンプスタートをしてしまったんだ。これまで380戦以上走ってきて、そんなことは本当に数えるほどしかなかった」
「手が勝手に動いてしまったような感じだった。どうしてそうなったのか分からない。意図したわけではないし、自分で動かそうと思ったわけでもない。でも、そういうことも起きるものだ」
またレース全体については、マシンバランスの違いが勝利したルクレールとの差を生んだと振り返った。
「バランス面では、シャルルが予選と比べてウイングの角度を増やす方に変更していたようだ。一方の僕は、使っていたデフ設定だとマシンがかなりオーバーステア気味に感じられた」
「それで僕は減らすほうに調整してみたんだけど、その結果、レース序盤はひどいアンダーステアに苦しんだ。シャルルはどんどん離れていったし、僕はマシンを曲げることすらできなかった」
「最初のスティントの中盤あたりでデフ設定を変更し、ようやく少し曲がるようになったけれど、その時にはすでに大きな差がついていた。その後はピットでの5秒ペナルティもあったし、とにかくひとつ問題が起きるたびに、また次の問題が起きるようなレースだった」
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