ハースは中団勢最強のクルマ!? マグヌッセン「5位なんて本当にクレイジーだよね!」
ケビン・マグヌッセンは、F1開幕戦バーレーンGPでのハースのマシンは中団勢で最強だったと考えており、5位入賞を「クレイジー」と表現している。
Kevin Magnussen, Haas VF-22, is greeted by his team at the finish
Andy Hone / Motorsport Images
F1開幕戦バーレーンGPで5位入賞したケビン・マグヌッセン(ハース)。電撃F1復帰から2週間、まさかの好結果に驚きを隠せていない。
ロシアによるウクライナ侵攻が絡む突然のドライバー交代劇により、急きょハースからF1に復帰したマグヌッセン。予選で7番手を獲得した際には、ジェットコースターのような2週間だと激動の日々を振り返った。
しかし、決勝レースはさらに劇的な展開となった。マグヌッセンは力強い走りで終盤まで7番手を走行。予選の結果はフロックでも何でもないことを証明していた。すると、レース残り数周というところでレッドブルの2台が相次いでリタイア。マグヌッセンのポジションはふたつ上がり、5位フィニッシュを果たしたのだ。
このリザルトは、チームにとってもマグヌッセンにとっても、2018年オーストリアGP以来の好結果だ。
Kevin Magnussen, Haas F1 Team, is interviewed after the race
Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images
「とても楽しかったね。この位置に戻ってこれたのはとてもいいことだし、チームには本当によくやったと言うしかない」
レース後、マグヌッセンはそう語った。
「中団勢では僕らが一番強かったし、レース中ほとんどずっとメルセデスを見ることができたんだ。最後のほうでセーフティカーが入ったからその点は少し助けになったけど、これまでとは違うストーリーだ」
「この週末はずっと、このチャンスを信じられないと言い続けてきた。今日の5位はすごいよ、クレイジーだ」
マグヌッセンは久々のF1決勝レースで、首がかなり凝っていると認めたが、体力面では問題なかったという。
「思っていたより良いね。もっと疲れるんじゃないかと心配していたんだ」
「でも良いポジションにいると、エネルギーが湧いてくるんだ。間違いなく……元気だよ」
マグヌッセンは、バーレーンでの活躍に浮かれることなく、これからのレースでも中団の戦いに集中すると語った。
「中団争いは僕らの焦点だし、今日はレッドブルのおかげでラッキーだったと思っている」
「ジェッダ(次戦サウジアラビアGP)で7位フィニッシュできれば、基本的には今日と同じだ。僕たちはただの幸運で、7位よりも多くのポイントを手にできたんだ」
今回、ほとんどのマシンが3ストップするほどタイヤに厳しいレースとなった。マグヌッセンは第1スティントこそ”タイヤをハードに使いすぎた”ため、予定より2周早くピット・インしたが、第2スティントをその分長く走り、当初の戦略通りに軌道修正したと説明した。
「エンジニアたちと一緒に、重要なコーナーで適切な量のプッシュをすることで、うまくマネジメントできたんだ」
「間違いなく、よりマシンを習熟していっている。でもこのクルマは、誰もが学ぶにつれて速くなっていくと思う」
「自分に合った靴を履いて、歩き始めたらより良くなっていく。そんな感じかな」
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