メルセデス、信頼性への懸念はある程度解消?「ハミルトンはPU交換しなくて済むかも……」

メルセデスのトト・ウルフ代表は、今季残りのレースでルイス・ハミルトンがPU交換によるペナルティを受ける懸念が薄れてきていると語った。

メルセデス、信頼性への懸念はある程度解消?「ハミルトンはPU交換しなくて済むかも……」

 メルセデスF1は内燃機関(ICE)の信頼性に懸念を抱えているが、トト・ウルフ代表は今季残りの5レースでルイス・ハミルトンがパワーユニット(PU)を交換し、グリッド降格ペナルティを受けなければならない事態となる可能性が低くなってきていると感じているようだ。

 メルセデス陣営はここ数戦でカスタマーチームも含め、多くのマシンがPUを交換してグリッド降格ペナルティを受けた。バルテリ・ボッタス(メルセデス)に至っては、4戦で3度のペナルティを受け、6基目のICEを導入している。

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と激しいタイトル争いを展開しているハミルトンは、第16戦トルコGPでICEを交換し、10グリッド降格ペナルティを受けている。さらに新たなコンポーネントを導入し、ペナルティを受けるようなことがあれば、タイトル争いに大きな影響が出てしまうだろう。

 ただウルフ代表は、メキシコGPでハミルトンのPUコンポーネントを交換する必要はないと確信しており、シーズン終了までペナルティを回避できるという手応えを感じているという。

「ある特定の問題が解決されたようなので、より力強く感じているんだ」

 そう説明したウルフは、近年のF1はオーバーテイクが非常に難しいため、避けることができるなら、ペナルティは受けたくないと語った。

「ペナルティを受けるのは決して正しいことではないと思う。なぜなら、最近はオーバーテイクがとても難しくなっているからだ」

「トルコではバルテリが圧倒的な強さを見せていたが、(アメリカGPでは)ペナルティを受けてトラフィックに巻き込まれてしまった」

「だから我々は状況に応じて判断しているんだ。ペナルティを受ける必要があるのか、それとも不要なのかを判断している。そして、ここ(メキシコ)では間違いなくペナルティは受けない」

「そして、もしかしたらシーズンが終わるまでペナルティは必要ないかもしれない。それは本当に議論されていることなんだ」

 メキシコGPでは、FP2でフェルスタッペンがハミルトンに0.5秒差をつけるなど、レッドブルがリードしているように見える。ただウルフは、週末の見通しについてチャンスが全てが失われたわけではないと強調した。

 ウルフは、高地でのレースでホンダのPUが発揮していたパワー面でのアドバンテージはもはや存在していないと考えている。

「歓迎されているのでメキシコは大好きなのだが、クルマのパフォーマンスという点では、ここ(メキシコ)は我々にとって決してハッピーな場所ではなかったんだ」

「スイートスポットを見つけることができず、(フリー走行ではマシンが安定せず)いろいろな方向に向かって走っていた」

「一方で、エンジンのパフォーマンスは良好だ。以前はちょっとしたギャップがあったが、それは問題ない」

「我々としては、可能な限り最高の仕事をすることだ。でも、マックスのパフォーマンスを見ると、それでも難しいかもしれない」

 
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