MotoGP イギリスGP

「我々は二輪版のF1ではない!」リバティ傘下になったMotoGP、しかしF1とは違う独自路線を目指すと主張

MotoGPのスポーティングディレクターであるカルメロ・エスペレータは、F1の成功を賞賛しつつも、MotoGPは独自の道を進むべきだと語った。

田中 健一 Oriol Puidgemont

公開日時: 2026/08/16 1:04

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lewis Hamilton, Yamaha MotoGP YZR-M1, Valentino Rossi, Mercedes-AMG F1 W08

Lewis Hamilton, Yamaha MotoGP YZR-M1, Valentino Rossi, Mercedes-AMG F1 W08

写真:: Monster Energy

 MotoGPのスポーティング・ディレクターを務めるカルロス・エスペレータは、F1と同じリバティメディアの傘下となることについて問われた際「MotoGPは二輪版のF1ではない」と語り、F1の成功を模倣することはないと語った。

 F1は歴史的に見ても前例のないほど人気が高まっている。世界中で特に若い世代を中心にファンの数が拡大を続けており、年間のレース数も24戦まで拡大したものの、まだF1開催を求める国や地域が列をなしている状態。そして何より、F1不毛の地とも言われていたアメリカでの人気拡大は顕著で、今や年間3レースを開催するほどになっている。

 これはリバティメディアがF1の経営権を取得したことが大きい。コロナ禍というピンチも経験したが、ネットフリックスのドキュメンタリー番組『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』が大ヒットし、その後映画『F1』の成功も後押しとなった。

 そんな中リバティメディアは、MotoGPの買収も完了。これでF1とMotoGPという、四輪二輪の世界最高峰レースシリーズを手にした形だ。これはMotoGPが人気を拡大していく上で大きな福音であるという見方もある。

 MotoGPのスポーティングディレクターであるエスペレータは、F1の経験は非常に助けになるだろうとmotorsport.comのインタビューで語った。

「我々が目指しているのは、ブランドとプレミアムな知的財産を構築していくために、何百、何千もの小さなことを積み重ねていくことだ」

 エスペレータはそう語った。

「F1に関しては、リバティメディアとその中のチームは、素晴らしい仕事をした。スポーツの歴史上、これほどの成長は滅多に見られるものではない。F1とリバティメディアは、間違いなく賞賛に値するよ」

「ただMotoGPの経営陣にも、錚々たる顔ぶれが揃っている。彼らの多くを我々の首脳陣に迎え入れることができたのは幸運だった。またF1の経営陣とも緊密な関係を維持しており、彼らの豊富な経験は、我々にとって非常に大きな助けになっている」

 ただエスペレータは、F1が辿ってきた道を辿ればいいと考えているわけではない。F1にはF1の、MotoGPにはMotoGPの道があると考えている。

「決まったマニュアルやガイドラインはない。しかしF1とMotoGPは、明らかに異なるファン層を持つ、全く異なるふたつのイベントだ。しかしデジタル分野やマーチャンダイズ、ライセンス、商業、ホスピタリティといった分野における活動形態や機会は、MotoGPにも十分に存在する。あとはMotoGPならではの方法で、その改善策を実施していくだけだ」

 エスペレータは、さらに次のように力強く語った。

「F1を模倣するつもりは全くない。MotoGPは二輪版のF1ではないし、それは我々が目指していることではない。しかし我々が導入したいと考えていることの多くが、既にF1で実施されているということも事実だ」

「我々はMotoGP独自のアイデンティティを維持しながら、それを実施していくつもりだ。大きなチャンスが目の前にある」

Additional reported by Oriol Puigdemont

【PR】2026年のF1™︎を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!

【PR】2026年のF1™︎を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!

関連ニュース:

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 MotoGPのタイヤ内圧ルールで初めてのポカ? クアルタラロがポイント失ったペナルティを紐解く

次の記事 市街地レースはMotoGPの進むべき方向!? 「ほかの開催地がアデレードの例に続くことを願っている」と名将ブリビオ

More from

田中 健一



アストンマーティンのニューウェイ代表、”オーナー”ストロールの日本行き認める「あれは定例会議のため。ホンダは素晴らしい企業で、将来有望だ」

F1

F1

アメリカGP

1 時間前

アストンマーティンのニューウェイ代表、”オーナー”ストロールの日本行き認める「あれは定例会議のため。ホンダは素晴らしい企業で、将来有望だ」



ホンダF1折原エンジニア、アメリカGP初日は「スムーズな1日」決勝に向け、冷却レベルの見極めが鍵に?

F1

F1

アメリカGP

2 時間前

ホンダF1折原エンジニア、アメリカGP初日は「スムーズな1日」決勝に向け、冷却レベルの見極めが鍵に?



ルクレールがFP1に引き続き最速、COTAで躍動。アントネッリ、シートトラブルも2番手|F1アメリカGPフリー走行2回目

F1

F1

アメリカGP

5 時間前

ルクレールがFP1に引き続き最速、COTAで躍動。アントネッリ、シートトラブルも2番手|F1アメリカGPフリー走行2回目

最新ニュース



アントネッリ、アメリカGP初日は珍しい問題に直面「まるでジェットコースターみたいだったよ!」

F1

F1 F1

アメリカGP

37 分前

アントネッリ、アメリカGP初日は珍しい問題に直面「まるでジェットコースターみたいだったよ!」



Moto3オーストラリア予選|ヴェダ・プラタマ、王者下して初ポール獲得! 日本勢は苦戦下位

Moto3

MOT3 Moto3

オーストラリア

48 分前

Moto3オーストラリア予選|ヴェダ・プラタマ、王者下して初ポール獲得! 日本勢は苦戦下位



CARGUY MKS RACING、スーパーGTもてぎ大会で宮田莉朋を起用へ。FEテスト参加オサリバンの代役……「彼しか託せない」

スーパーGT

SGT スーパーGT 1 時間前

CARGUY MKS RACING、スーパーGTもてぎ大会で宮田莉朋を起用へ。FEテスト参加オサリバンの代役……「彼しか託せない」



アストンマーティンのニューウェイ代表、”オーナー”ストロールの日本行き認める「あれは定例会議のため。ホンダは素晴らしい企業で、将来有望だ」

F1

F1 F1

アメリカGP

1 時間前

アストンマーティンのニューウェイ代表、”オーナー”ストロールの日本行き認める「あれは定例会議のため。ホンダは素晴らしい企業で、将来有望だ」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録