「自分のしでかしたことが信じられない」ペレス、痛すぎるクラッシュで決勝最後尾スタート|F1モナコGP
セルジオ・ペレスはF1モナコGPの予選をQ1のクラッシュで終える不本意な形となったが、「自分のしでかしたことが信じられない」と彼は語っている。
レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1モナコGP予選をQ1でクラッシュして終了。ペレスは予選を振り返ると「自分のしでかしたことが信じられない」と語っている。
モナコGPはオーバーテイクが難しいコースのため、上位を狙うためには予選位置が非常に重要となってくる。
しかしペレスは今回の予選で大きな代償を払うミスを犯してしまった。レッドブルとしては突破して然るべきQ1の序盤、ターン1(サンテ・デボーテ)でマシン左側をバリアに叩きつけるようにクラッシュし、決勝は最後尾スタートとなってしまったのだ。
ペレスは予選後、「自分のしでかしたことが信じられない」と語り、さらに次のように続けた。
「あのコーナーへ向かう時、特に終盤にリヤが”崩れて”しまった。思いもよらないことだった」
「ラップタイムを縮めようとしていたところだったけど、限界を超えてしまって、できることが無かった。タイミングが遅かったし、コーナーをカットすることもエスケープに逃れることもできず、他にできることが無かった」
ペレスは前述のとおり予選は最下位。決勝ではこの”抜けない”モナコでの挽回を目指さなくてはならない状況にある。
彼はこうした予選結果となってしまったことを、チームにも申し訳ないと語った。
「相当な驚きだったよ」と、ペレスは予選最後尾となったことについて語る。
「でも言い訳にしかならないよね。僕は今日もっと上手くやるべきだったし、言えることといえばチームには本当に申し訳ないということだけだ。皆が準備に多大なエネルギーを費やしてきているのに、ガッカリさせてしまったんだ」
「今日の自分自身には本当にガッカリしているし、明日は無理筋なレースになるだろうということも分かっているよ」
The car of Sergio Perez, Red Bull Racing RB19, is craned away after an accident
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
チーム代表のクリスチャン・ホーナーはペレスがターン1に向けてスピードを乗せようとしすぎていたことや、イン側にしたアルピーヌのマシンに気を取られていたことが、クラッシュの要因となった可能性を指摘している。
「彼は右サイドに位置していたアルピーヌに気をとられてしまったとしか思えない。彼はターン1の判断を見誤ったんだ。そしてその後サーキットは路面の改善がどんどん進んでいき、後悔することになった」
「速く(ターン1に)入りすぎたんだと思う。気が散っていたのかもしれないがね。オーバースピードだったのは見て取れたし、コーナーエントリーでは少しスナップ(オーバーステア)が出ていて、それが大きな結果となった」
ホーナーはペレスのマシンが受けたダメージについては、シャシー交換が必要になるかもしれないと説明している。その場合、ペレスはピットレーンスタートとなる。
「正直に言うと、念のためにシャシー全体を交換する必要があるかもしれない」
「まずはマシンが戻ってきたところで判断していくことになる」
「数年前にマックスがあのポジションからスタートして、トップ10に入ることができているが、非常に難しいと思う。レースはワンストップになりそうだし、前に詰まって自分のペースも発揮しづらいだろうから、明日はポイント獲得がチェコ(ペレスの愛称)にとっての目標となってくると思う」
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