ペレス、”退屈”なスプリント予選に不満「今のフォーマットは、F1にとってメリットがない」

レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1のスプリント予選レースはドライバーにとってもファンにとっても「とてもつまらない」ものであり、現在のフォーマットではシリーズに「何ももたらさない」と考えている。

ペレス、”退屈”なスプリント予選に不満「今のフォーマットは、F1にとってメリットがない」

 F1は7月の第10戦イギリスGPに引き続き、第14戦イタリアGPでも”F1スプリント”のフォーマットを導入。金曜日にノックアウト予選を実施し、その結果に基づいて土曜日に100kmスプリント予選レースを行なって決勝のグリッドが決まった。

 しかしイギリスGPと同様、イタリアGPのスプリント予選レースもコース上でのアクションは少なかった。モンツァ・サーキットはオーバーテイクが比較的容易だとされているにも関わらず、1周目以降に発生したオーバーテイクはごくわずかだった。

 レッドブルのセルジオ・ペレスは、オーバーテイクをした数少ないドライバーのひとりだ。18周のレースのうち、彼は10周目にランス・ストロール(アストンマーチン)をパス。ただスタートでポジションを落としており、結果的にスタートしたポジションと同じ、9番手でスプリント予選レースを終えている。

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 ペレスはオーバーテイクが難しいこと、モンツァではタイヤのデグラデーションが少ないことから、スプリントレースでは「本当に何もできない」と説明した。

 スプリントレースの感想を訊くと、ペレスはmotorsport.comに「とても退屈だ」と答えた。

「何も起こらないし、スプリントレースを行なうメリットが分からない」

「ドライバーにとってはつまらないし、ファンにとっても退屈だと想像できる。正直なところ、何ももたらさないんだ」

「今のところ、現状のフォーマットではどうにもならないと感じている。でも言うまでもなく、ショーを向上させるために行なわれていることだし、ファンがそれに満足するかどうかを見てみよう」

 F1は今年、あと1回どこかのグランプリでスプリント予選レースを実施する予定を立てている。そのレースはブラジルGPになる可能性が濃厚だと言われているが、新型コロナウイルスの影響もあってカレンダーが流動的なこともあり、まだ発表はされていない。

 また、2022年に向けてはすでにフォーマットの見直しを行なう可能性も検討されている。F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターであるロス・ブラウンは今週、motorsport.comに対し、スプリントレースを予選とは関係のない独立したイベントにすることも選択肢のひとつであると明かした。

 しかしペレスは現在の最大の問題は、前のクルマを追い越すために必要なペースの差が大きいことだと考えている。

「現行のF1マシンは、実際にオーバーテイクするためにマシン間で非常に大きな差が必要になるという問題がある」と、ペレスは話す。

「それを実現するためには、何らかのデグラデーションが必要なんだ。おそらく、(実施する)トラックも間違えていると思う。でも試す上でどこが良いかは分からない」

「問題は短すぎて、デグラデーションが起きないことだ」

 ペレスは、2022年に導入される新レギュレーションによって、マシンがより近い距離でバトルできるようになり、オーバーテイクに必要なペース差が減少すれば、「おそらく(スプリントレースが)F1に何かをもたらすことができる」と認めた。

「ファンはレース中にもう少しオーバーテイクしてほしいと思うだろう」とペレスは語った。

「しかし、現在のレギュレーションでは、何かを得るのは本当に難しい」

 
 

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