ポール獲得のフェルスタッペンに油断なし「単純で簡単なレースになるとは思っていない」
F1イタリアGPのポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンは、メルセデスのペースを考えると、簡単で楽なレースになると思わないほうがいいと語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
F1イタリアGPの決勝レースをポールポジションからスタートするマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、メルセデスのレースペースがかなり速いことから、簡単で楽なレースにはならないと覚悟しているようだ。
フェルスタッペンはスプリント予選レースを3番手からスタートし、18周のレースを2番手でチェッカーを受けた。ただ首位となったバルテリ・ボッタス(メルセデス)はパワーユニット(PU)交換によるグリッド降格が決まっていたため、フェルスタッペンが繰り上がる形でポールポジションを手にした。
フェルスタッペンとタイトルを争うルイス・ハミルトン(メルセデス)は2番グリッドからスプリント予選に臨んだが、スタートで出遅れ5番手まで後退。マクラーレン勢を抜けずそのままの順位でレースを終えた。これで決勝レースは4番グリッドからのスタートとなる。
ハミルトンが決勝レースを再びグリップの低い偶数グリッドからスタートすることや、フェルスタッペンとの間に再びマクラーレン勢が挟まることもあって、フェルスタッペンが楽にレースを勝つ可能性が高まったようにも思える。
しかしフェルスタッペンは、メルセデスが今週末を通じて見せている強さを考えれば、決して楽に勝てるレースだとは考えていないようだ。
「(土曜日は)僕たちにとって良い日だった」と、フェルスタッペンはスプリント予選後の記者会見で語った。
「スタートがうまくいって、そこからはもちろんバルテリについていくようにしたけど、全体的に見て、本当に(ボッタスに)挑戦するには少しペースが足りなかったと思う」
「でも僕はただ、彼のトウの範囲内にいようとしていたので、僕たちとしては良かったと思う。今回2ポイント獲得し、明日はポールポジションからスタートすることができる」
「僕はまだ、とても単純で簡単なレースになるとは思っていない」
「というのも、バルテリは後方からの追い上げになるけど、ルイスはもちろん4番手からのスタートだ。彼らにはかなりのペースがある。僕たちにまた何ができるか見てみよう」
スプリント予選レースではオーバーテイクが少なかったが、そんな中でポールポジションを獲得する重要性について訊かれたフェルスタッペンは、次のように答えた。
「ターン1とターン2をクリーンに通過できれば、もちろんだけどとても良いことだ」
「ターン1まではかなりの距離があるけど、全体的に見て、スタートさえうまくいけば十分に守れるはずだ。明日に期待しよう」
スプリント予選を実施する週末は、フリー走行が1セッション少なくなるが、フェルスタッペンは決勝レースに向けて不確定要素は特にないと語った。
決勝レースに向けたチームの準備状況について、フェルスタッペンは「FP2ではロングランを行なった」と説明した。
「そして当然だけど、こうしてレースもした。とても分かりやすいと思う。自分たちが何をしなければいけないか、どこが足りないかは分かっている」
「でも、(パルクフェルメ規定により)それを変えることはできない。レースではできる限りのことをするだけだ」
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