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レッドブルとアルファタウリ明暗分かれる。ホンダ田辺TD「4台が良いレースをできるように準備して臨む」

F1第14戦イタリアGPのスプリント予選レースを終え、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが決勝のポールポジションを獲得。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは十分な準備をして決勝に臨むと語った。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 F1第14戦イタリアGPのスプリント予選レースが行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2番手でフィニッシュ。首位となったバルテリ・ボッタス(メルセデス)のグリッド降格が決まっているため、フェルスタッペンが決勝レースのポールポジションを獲得した。

 なお公式のポールポジション獲得記録も、スプリント予選レースの勝者であるボッタスではなく、フェルスタッペンに与えられるようだ。

 レッドブルは9番グリッドからスプリント予選に臨んだセルジオ・ペレスがスタートで一時順位を落としたものの、見事なオーバーテイクでポジションを取り戻して9番手フィニッシュ。一方、アルファタウリ・ホンダは2台共フロントウイングを損傷してしまった。角田裕毅はひとつポジションを上げて16番手となったものの、ピエール・ガスリーはリタイア。決勝レースを後方からスタートすることになってしまった。

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「スプリント予選では、3番手からスタートしたレッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手がポジションを1つ上げて2位を獲得しました。本日トップでフィニッシュしたマシンのペナルティーが決定していますので、明日はフェルスタッペン選手がポールポジションからのスタートとなり、非常によい結果を得ることができました」

 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターはプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「チームメートのペレス選手はスタートでポジションを落としたものの、DRSトレインでオーバーテイクが難しい状況の中で、スタートポジションと同じ9位まで挽回して終了しました」

「6番グリッドからスタートしたアルファタウリ・ホンダのガスリー選手が、スタート直後の混乱での接触によってリタイアとなったことは非常に残念に思っています。角田選手もスタート直後に接触があり、フロントウィングを交換。最後尾まで下がりましたが、そこからいいオーバーテイクを見せて16番手までポジションを取り戻すことができています」

 決勝レースは、スプリント予選よりも距離が3倍長く、燃料搭載量が増える分スタート時の車重も重くなってくる。フェルスタッペンが有利なポジションからスタートするとはいえ、田辺テクニカルディレクターは十分な準備をしてレースに望みたいと意気込んだ。

「本日のスプリント予選は18ラップで行なわれましたが、本番レースは53ラップです。通常のレースフォーマットとは異なり、スタート時に使用するタイヤのコンパウントは自由になります」

「本日の結果を見直した上で、各チームはさらに戦闘力を上げるべく色々な検討を加えた戦略を立てて臨んでくるはずです。今日は2つのチームで明暗が分かれてしまいましたが、十分な準備をして、明日の本番レースでは4台のマシンがいいレースをできるように準備をして臨みます」

 
 

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