レッドブル新F1エンジン部門、メルセデスから有能エンジニアを”引き抜き”。テクニカルディレクターに起用

レッドブルのF1エンジン部門”レッドブル・パワートレインズ”のテクニカルディレクターに、メルセデスの上級エンジニアであるベン・ホジキンソンが就任することが決まった。

レッドブル新F1エンジン部門、メルセデスから有能エンジニアを”引き抜き”。テクニカルディレクターに起用

 来季からホンダのパワーユニット(PU)を引き継ぎ、自社製のPUでF1を戦うことになるレッドブル。そのレッドブルは、PUの開発・製造を担当する新会社レッドブル・パワートレインズを設立したが、同社のテクニカルディレクターに、メルセデスで長年活躍してきたベン・ホジキンソンが就任することが決まった。

Read Also:

 ホジキンソンは2017年からメルセデスの”ハイ・パフォーマンス・パワートレインズ(HPP)”のメカニカル・エンジニアリング部門を率いてきた人物で、メルセデスでの業務経験は20年にも及ぶ。

 ホジキンソンがレッドブルに加入する日程はまだ決定していないが、現在のメルセデスとの契約条件によっては、移籍する前にある程度の間隔を空けなければならない可能性もある。

 レッドブルF1のチーム代表であり、レッドブル・パワートレインズのCEOでもあるクリスチャン・ホーナーは、ホジキンソンの加入は、素晴らしい戦略であると語った。

「ベンをテクニカルディレクターとして、レッドブル・パワートレインズに迎えることができ、嬉しく思う」

 そうホーナー代表は語った。

「彼は実績あるレースの勝者として、そして高度なスキルを持ち志を同じくするエンジニアたちのチームを率いることができる革新的な人物として、この非常にエキサイティングなプロジェクトに参加する」

「レッドブル・パワートレインズの創設を発表したことは、レッドブルがF1での新たな野望を発表したということでもあった。マシンデザインのあらゆる側面を社内に抱え、その運命を自分たちの手に委ねる……という意味でね」

「その究極の表現は、次世代のF1エンジンレギュレーションを満たすための、レッドブル製パワーユニットの開発だ。ベンを起用することは、我々の長期的な意向を示しており、成功に必要なあらゆるリソースで彼と彼のチームをサポートする」

 ホジキンソンは、長く働いたメルセデスを離れるという決断は簡単なことではなかったと語る一方で、今後の挑戦に対して興奮しているとも語った。

「テクニカルディレクターとして、レッドブル・パワートレインズに参加できることに、非常に興奮している」

 そうホジキントンは語った。

「ほぼ20年働いたHPPを去る決断を下すのは、簡単なことではなかった。しかし、今回のような広範囲で重要なプロジェクトに着手するチャンスを手にできるというのは、実に名誉なことだ」

「レッドブルは、F1に真剣に取り組むプレイヤーであり、ハイブリッド時代を通じて最大のライバルだった。この会社の新たな旅路において、共に何を達成することができるのか……楽しみにしている」

 レッドブルは、レッドブル・パワートレインズのためにミルトンキーンズに新たなファクトリーの建設作業を開始。今週初めの段階でホーナー代表は、この新たなプロジェクトには、可能な限り最高のスタッフを集めたいと明らかにしていた。

「我々はシャシー面で行なったことと同じ哲学を適用するつもりだ」

 ホーナー代表はmotorsport.comのインタビューにそう語っていた。

「つまり我々の目的は、シャシー部門と同じように適切な人材、最高の人材を確保することだ」

 

Read Also:

シェア
コメント
マゼピン、F1の激しさに”驚いた”と明かす。「今は学び続けていくことが大事」

前の記事

マゼピン、F1の激しさに”驚いた”と明かす。「今は学び続けていくことが大事」

次の記事

コロナ禍で迎える2021年のF1”ホンダ”日本GP。鈴鹿サーキット「できることは全てやって、何とか開催したい」

コロナ禍で迎える2021年のF1”ホンダ”日本GP。鈴鹿サーキット「できることは全てやって、何とか開催したい」
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ F1
チーム レッドブル・ホンダ
執筆者 Jonathan Noble