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レッドブルがマシンを大型アップデート! マイアミGP投入の回転ウイングなどをチェック

レッドブルはF1マイアミGPで大幅なアップデートを実施した。そのアップデート内容を確認しよう。

Red Bull car tech detail

 F1は第3戦日本GPから約1ヵ月間の休みを経て、マイアミGPでシーズンが再開。このレースに向けては、予想通り多くのチームがアップデートを持ち込んだ。

 中でもレッドブルは大規模なアップデートを投入したチームで、FIAの技術文書では7つのアップデートが記載されている。

■“パクリじゃない”回転ウイングを投入

 マイアミGPに持ち込まれたレッドブルのアップデートで最も注目を集めたのは、回転するリヤウイングだ。これはフェラーリが今年から導入されたアクティブエアロの仕組みの中で最初に披露した形式で「マカレナウイング」とも呼ばれている。

 レッドブルもこの回転するリヤウイングをマイアミGPで投入してきた。しかしこれはフェラーリ版を模倣したものでも、フェラーリの実装に着想を得たものでもないと、レッドブルはMotorsport.comに明言した。

Red Bull car tech detail

Red Bull car tech detail

Photo by: Stuart Codling

 実際、レッドブルはフェラーリがマカレナウイングをデビューさせた際、他のチームとは違って驚いていたわけではなかった。レッドブルも以前からこのコンセプトを開発しており、昨年の段階でFIAにアイデアについて話を持っていっていたという。

 レッドブルは独自のマカレナウイングを序盤3戦に間に合うように用意することはできなかったものの、春休み期間にフィルミングデーを活用したテストを行ない、それが成功したことを受けてマイアミGPでアップデートを実施したと説明している。

 なお、レッドブルのウイングはフェラーリのものとは動作がやや異なり、フェラーリが最大270度回転するのに対し、レッドブルの仕様はおよそ160度、フェラーリとは逆方向に回転しているようだ。とはいえ、揚力の制御やドラッグ低減という目的自体は当然ながら同じだ。

「より大きな可動域を確保するために、機構および各要素への取り付け方法を見直した。その結果、センターライン付近の第3プロファイルに微調整が必要となった」とレッドブルは説明している。

■大幅に改良されたサイドポッド

 リヤウイングだけでなく、RB22はフロントウイングとマシンのフロントのインレットも改良を受けており、「可能な限り高圧な空気源から吸気し、最小限の阻害で排出する」ことを目的としているとされた。

 またマシン後部のサイドポッド形状変化も大きい。日本GPまでの仕様と比べると、より急角度でリヤに向けて下がるデザインとなっている。こうした変化は、エンジンカバー、そしてフロアの改良と合わせて効果を発揮するように向けられていて「下流の気流安定性を維持しながらさらなるダウンフォースを引き出す」ことが期待されている。

■重量過多にもメス

Red Bull car tech detail

Red Bull car tech detail

Photo by: Stuart Codling

 こうした視覚的にも分かる変更に加え、レッドブルは2026年型マシンの軽量化にも取り組んだ。RB22は依然として最低重量を上回っているが、関係者によれば開幕3戦時点よりも大幅に改善されているという。

 開幕時点では最低重量から約12kgのオーバーウエイトだったものの、マイアミGPでのアップデートによって、それが約半分にまで減らされたと見られている。

 さらにヨーロッパラウンド……現時点ではオーストリアGPまたはイギリスGPが想定されているが、さらに追加の軽量化を行なって、最低重量である768kgに到達することを目標としているという。

 レッドブルはこの新パッケージから得られた初期の兆候はポジティブなものだったと述べている。ただチーム代表のローレン・メキーズはマイアミGPでの前進に期待を示しつつも、「奇跡を期待すべきではない」とファンに釘を刺していた。

「我々の問題を一度にすべて解決できたとは考えていない。しかし、マックスとアイザックに対して、より自信を持ってプッシュできるマシンを提供することを目指している。最終的に、我々がどれだけ良い仕事をしたのか、そしてどれだけ改善が必要なのかは、マイアミのトラックが明らかにするだろう」

 なお5月1日のマイアミGP初日を終えたあと、ドライバーのマックス・フェルスタッペンはアップデートによって「マシンが以前よりもまとまったように感じられた」とコメント。スプリント予選でのトップとのタイム差はこれまでよりも半減したことを評価していた。

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