モナコFP2でクラッシュのリカルド「不思議だった……セットアップで攻めすぎた」
マクラーレンF1のダニエル・リカルドは、モナコGPのフリー走行2回目序盤にクラッシュしたのは、セットアップの面で「極端に攻めすぎた」ことが原因だと明かす。
写真:: Giorgio Piola
マクラーレンのダニエル・リカルドは、F1モナコGPの金曜日に行なわれたフリー走行2回目最初のアタックラップでクラッシュしたのは、「極端に攻めた」セッティングをマシンに施したのが原因だと語った。
リカルドはプールサイドシケインのひとつめでコントロールを失い、アウト側のウォールにクラッシュ。マシンを大破させてしまった。これはリカルドにとってこのセッション最初のアタックラップであったため、走行時間の大半を失うことになった。
リカルドはこのクラッシュについて、縁石にマシンを乗せすぎたことが原因ではないと説明。プールサイドシケインに入る前に、リヤのグリップを失ったと語った。これはFP2の前にチームが施したセッティングが極端すぎたことが原因だったようだ。実際リカルドがクラッシュする直前、コーナリング中のマシンのフロア中腹から火花が上がっているのが確認できる。普段ならなかなか路面に接しない箇所だ。
「不思議だった。通常そこでクラッシュする時には、ターン14(プールサイドシケインひとつ目の左カーブ)で縁石にマシンを乗せてしまい、マシンのコントロールを失うものだ。でも僕は、すでにターン13のかなり前でマシンのコントロールを失っていた」
そうリカルドは語った。
「セットアップのいくつかの部分で、おそらく少し行き過ぎたと思う。今朝は調子が良かったから、FP2でパフォーマンスを最大化するためにいくつかのことを試してみた。でも、やり過ぎてしまったんだ。ただそれは、実際に試してみるまで分からない」
「それは僕の最初のアタックラップだったから、その状況について感じ取ることができなかった。そしてすぐにクラッシュが起きてしまった」
「マシンを守ろうと最善を尽くした。でも、できなかった。たしかにセッションのほとんどを失うことになってしまったが、問題ない。明日に向かう準備もできている」
Daniel Ricciardo, McLaren MCL36
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
リカルド曰く、FP1の走行で自信を感じることができたため、FP2でのクラッシュにはあまり落胆していないという。実際にFP1でリカルドは7番手に入っており、チームメイトのランド・ノリスから僅か0.1秒遅れたのみだった。そのノリスは、初日に行なわれた2回のフリー走行のいずれも5番手で終了。メルセデスに先行する結果となっている。
「楽しかった。今朝は楽しめたよ」
リカルドはそう付け加えた。
「僕らはずっと最前線にいたし、自信を持つことができたと思う。マシンは重いし、硬いし、とってもバンピーだった。そういう面では確かにあんまり楽しくない……その面では本当に奮闘している」
「そしてこの暑さは身体にきつい。それでも、僕はFP1を楽しんだ。ソフトタイヤを試すのを楽しみにしていたから、FP2をほとんど走れなかったのは残念だ」
「とにかく、また明日チャンスがある。今夜マシンを修理してもらって、明日良いポジションにつけられることを確信している。ランドを見れば、かなり良いFP2を過ごしたみたいだ。僕も立ち直ることができるよ」
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