FIAを信用しようよ! ルクレール、疑惑のPU問題に抗議のライバルへ一言
シャルル・ルクレールはFIAとフェラーリの和解について、FIAの決定を信頼すべきだとライバルの抗議に対する考えを述べた。

2019年シーズン後半、フェラーリのパワーユニット(PU)の合法性について疑惑が持ち上がったが、FIAは今年2月にチームと“非公開な和解”に達したと発表した。しかしその声明はPUが合法かどうかの判定には踏み込んでいなかった。
しかしそれに不満を持ったフェラーリPUを使用しない7チームは共同声明を発表。その和解内容について開示を求める事態に発展した。
フェラーリがPUの合法性について疑いを持たれるようになったのは昨シーズンの後半戦以降だ。DRSを使用したマシンを突き放すなど圧倒的な直線スピードを発揮したフェラーリ。燃料流量規則の抜け穴を”不法に”突き、パワーアップしているのではないか? そんな疑惑の視線が向けられるまでそう時間はかからなかった。
昨年フェラーリに加入し2勝を挙げたシャルル・ルクレールは、こうしたPUに関する考えを訊かれると、チームを全面的に信頼していると語った。
「僕は完全にチームを信頼している。それは間違いない」
「全てが問題なかったとFIAが確認してくれたと信じている。僕にとってはそれで終わりだ。僕は(過去の問題ではなく)先を見据えている」
ルクレールはそう語る。また彼はFIAの決定に異議を唱えているチームに対して、詳細が明らかにされていない理由を理解し、FIAを信じるべきだと話した。
「彼らは自分の仕事をするためにも、FIAのことを信じたほうが良い」
「彼らが全てを説明しないことは完全に理解できる。なぜならそこには、僕らの多くの取り組みが含まれているからだ」
「仮に全てを公にした場合、チームが行なってきた取り組みが全て明らかになってしまう。それは僕にも理解できる」
ルクレールのチームメイト、セバスチャン・ベッテルもこの件について似たような反応を示し、FIAの決定に信頼を寄せた。
「僕はチームがいつでもレギュレーションの範囲内で適切なことをしていると信じている」
「全てのドライバーは、FIAがグリッド上の全てのチームのために仕事をしていると信じていると、僕は思っている。おそらくそれが答えだ。それ以上加えるものはない」
「これ以上なにか詳細を聞かれても、僕は答えを持ち合わせていないよ。F1マシンはとても複雑だから、僕は十分な答えができるベストな人選じゃないと思う」
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