写真:: Arquivo pessoal
レッドブルは、日系ブラジル人ドライバーのイゴール・フラガと育成ドライバー契約を結んだことを発表した。
レーシングゲーム『グランツーリスモ』の世界大会や、マクラーレンが展開する『マクラーレン・シャドウプロジェクト』で優勝するなど、eスポーツの世界で数々の実績を残してきたフラガは、2019年にフォーミュラ・リージョナル欧州選手権に参戦すると、4勝を挙げランキング3位となった。
そして2020年1月からニュージーランドで行なわれたトヨタ・レーシングシリーズでは、前年王者のリアム・ローソン、角田裕毅といったレッドブル育成ドライバーたちを抑え、見事チャンピオンに輝いた。
そんな活躍が認められ、チャロウズからの2020年FIA F3参戦が決まったばかりのフラガだが、この度レッドブル・ジュニアチームの一員となることが発表され、F1挑戦へ向けレッドブルのサポートを受けることとなった。
フラガはチャロウズが発表したプレスリリースの中で、次のようにコメントした。
「レッドブル・ジュニアプログラムに参加することは、僕のキャリアにとって非常に重要なことだ」
「僕は小さい頃から、F1のワールドチャンピオンになることを夢見てきた。それを成し遂げることがいかに大変であるかは、これまでのキャリアを通して、身をもって感じている。でも僕は決して諦めることなく挑戦し続けた」
「僕の転機となったのは、eスポーツでレースをしたこと、そしてFIA グランツーリスモ ネイションズカップで優勝したことだ」
「それ以来、僕には真のチャンスがあると感じた。そして今はレッドブルジュニアになって、夢に向かって前進し続けるモチベーションが一層高まっている」
また、チャロウズのチームオーナーであるアントニン・チャロウズもコメントを寄せ、フラガを称賛した。
「イゴールがレッドブル・ジュニアプログラムの一員となったことに興奮している。これはドライバーキャリアにおいて大きな意味を持つものであり、彼はそれに値する人間だ」
「彼には特別な才能がある。そんな彼を我々のF3チームのドライバーラインアップに入れられることを嬉しく思う。レッドブルの育成プログラムは、成功したドライバーを多数生み出しており、イゴールがそれに続くことを願っている」
金沢で生まれ、幼少期を日本で過ごしたフラガ。日本語も堪能な彼のマシンとレーシングスーツには、ブラジルと日本、ふたつの国旗があしらわれている。今季のFIA F3は日本人ドライバー不在のシーズンとなるが、“日の丸”を背負って戦うフラガにも注目だ。
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