ラッセル、メルセデスとの契約延長交渉は進展なし……しかしフェルスタッペン加入は心配せず?「僕は自分の価値を証明してきた」
ジョージ・ラッセルは、メルセデスF1との契約延長交渉はまだ行なわれていないと語ると共に、チームとしては常にマックス・フェルスタッペンの動向を注視していると明かす。
George Russell, Mercedes
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
メルセデスのジョージ・ラッセルは、今はパフォーマンス向上が最優先であるため、チームとの契約延長に関する交渉はまだ行なわれていないと明かした。その一方でチームとしてはレッドブルのマックス・フェルスタッペンに興味を持っているものの、そのことについては「心配していない」とも語った。
現在のメルセデスのドライバーは、ラッセル、アンドレア・キミ・アントネッリのふたりとも今年で契約満了となる。そのためメルセデスがいずれかのドライバーと契約を延長しなければ、必然的にひとつシートが空くことになる。
アントネッリはメルセデス期待の若手であり、今季デビューしたばかり。チームの将来を担う才能であると目されており、今季限りでチームを離れるとは考えにくい。一方でラッセルは、ルイス・ハミルトンがフェラーリに移籍した後、見事にチームリーダーの役割を果たしている。
ラッセルが好調な走りを見せていることから、既にチーム代表のトト・ウルフとの間で契約延長交渉が開始されたと言われる。しかしラッセルは、チームにとっては「もっと重要な仕事がある」と語る。
「正直なところ、具体的に話し合われていることはない。今はもっと重要な仕事があり、マシンを速くしたいんだ」
そうラッセルはカナダGPの際に語った。
「来年もF1に参戦していることは間違いない。僕の意思と目標は、メルセデスに残ることだ。トトも同じ考えだと思う」
「正直に言って、僕らのどちらにも、今の契約を解除するという本当の理由はないよ」
George Russell, Mercedes, Toto Wolff, Mercedes
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
このことは、メルセデスが偶然か意図的かは別として、ドライバーの選択肢をオープンにしていることを意味する。このことは、ラッセルもカナダGPの木曜日に認めている。
メルセデスは以前から、フェルスタッペンを獲得することを狙っていると言われる。motorsport.comの取材によれば、フェルスタッペンは2028年までレッドブルとの契約を結んでいるものの、オーストリアGP終了時点でドライバーズランキング4番手以内に入っていなければ、今季限りでレッドブルを離脱できるという条項が契約に含まれていると言われている。
フェルスタッペンは現時点でランキング3番手。この条項に該当する可能性は低いと思われるが、契約には他にも条項が含まれている可能性がある。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は以前、「ただの紙切れ一枚」で誰かをどこかのチームに留め続けておくことはできないと語っていたことがある。
なおラッセルは、メルセデスがフェルスタッペンを獲得できる可能性についても語った。しかもこれは、自発的に語り始めたことであり、それが興味深い。
「それは理解できる。マックスのようなドライバーは常に注目を集めてきた。彼が注目されない理由がないからね。彼はGOAT(史上最高)のドライバーのひとりだからね。それは理解できるよ」
「でも自分の価値を証明するのは自分自身だ。F1での7年間、そしてキャリアを通じて、何度もそれを証明してきたと思っている。だから、何も心配していない」
そう語っていたラッセルだが、彼はカナダGPではポールポジションを獲得し、決勝でもポールトゥウィンで今季初優勝を達成。改めて自身の実力を証明して見せた。
一方でラッセルに対しては、アストンマーティンが2026年からのF1新時代に向けて獲得に興味を持っていることが、motorsport.comの調べで判明している。
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