旧仕様のマシンなら表彰台も狙えた……サインツJr.、アイフェルGPは「苦痛だった」
マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、F1アイフェルGP決勝の60周が“苦痛”だったといい、新しい空力パッケージを投入したことで表彰台のチャンスを逸したと考えている。
ニュルブルクリンクで行なわれたF1アイフェルGP決勝で、マクラーレンのカルロス・サインツJr.は5位に入った。今季のサインツJr.にとって、2位に入ったイタリアGPに次ぐ好結果となったが、彼は全く満足していないようだ。
マクラーレンは今週末、サインツJr.とランド・ノリスでマシンの空力パッケージを分けることを決断していた。サインツJr.のマシンには最新のアップグレードが施され、ノリスのマシンには旧スペックのパーツが使用された。
しかしながら、苦戦したのはサインツJr.の方だった。彼は週末を通してハンドリング特性に慣れることができず、予選でもノリスに敗れた。決勝こそノリスをはじめ上位のマシンが相次いでトラブルで消えたこともあり、5位という結果を手にできたが、彼は新パッケージを投入していなければ表彰台もあり得たと考えている。
「10ポイントももらえるから5位というのは“おいしい”結果かもしれないけど、60周ずっと苦しんでいたことを考えると、(旧仕様なら)もっと良い位置にいけたんじゃないかと思う」
地元スペインのテレビ局に対し、サインツJr.はそう語った。
「正直、全く満足していない。(ダニエル)リカルドと(セルジオ)ペレスが前で表彰台を争っていて、僕たちはそのチャンスを逃したと思うと、5位というのはあまり良いものではない」
「今日のマシンでは表彰台を争うことはできなかったけど、2レース前のマシンなら可能だったかもしれない」
サインツJr.は、新しい空力パッケージのフィーリングが悪かったことでタイヤが過剰に摩耗してしまったと考えており、マクラーレンは今後最善の方法を理解するために多くの分析を行なう必要があると語った。
「僕たちは他のマシンよりもグレイニング(ささくれ摩耗)が酷く、タイヤの劣化が激しかったんだ」
「でも、この60周のデータを元に、なぜ良いフィーリングが得られなかったのか、なぜ期待していたようなパフォーマンスが得られなかったのか、そういったことをファクトリーで調査できればいいと思っている」
現在、コンストラクターズランキングでは、マクラーレン、レーシングポイント、そしてルノーによる3番手争いが白熱してきている。
今回マクラーレンは10ポイント獲得に留まった一方で、レーシングポイントは16ポイントを獲得。結果として逆転を許しマクラーレンが4番手に後退した。さらにそのマクラーレンと2点差の5番手には、今回リカルドが表彰台を獲得するなど上り調子のルノーが迫っている。
サインツJr.は今後に向けて、チームがより安定してポイントを獲得していくことが重要だと語った。
「ランドに起きたことに関しては調査しないといけない。これはチャンピオンシップにおける重要なポイントになるはずだったからだ。僕のマシンに関しても、やるべき宿題、克服すべきものがあるんだ」
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