F1 モナコGP

サインツJr.、モナコGPで戦略批判も和解「僕のほうが積極的だった。チームの考えも理解した」

カルロス・サインツJr.はF1モナコGPにおけるフェラーリの採った戦略に対し、無線で怒りを爆発させていたが、表彰台を獲る強い気持ちから出たものであり、今はチームの判断を理解していると語った。

Filip Cleeren

Filip Cleeren

編集: 2023/06/02 12:55

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Carlos Sainz, Ferrari SF-23, leaves his pit box after a stop

 フェラーリのカルロス・サインツJr.はF1モナコGPの戦略決定に置いてチームに不満を漏らしていたが、それは上位を狙う”やる気”から来たモノだったと釈明し、今はチームの判断を理解していると語った。

 サインツJr.はモナコGP決勝8位でフィニッシュと、予選4番手からはポジションを下げる結果になってしまった。彼はレースが中盤に差し掛かる頃に、後ろのルイス・ハミルトン(メルセデス)のアンダーカットを阻止するために、ピットインの指示を受けた。

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 彼はこの判断はもう少し待てたのではないかと考えており、レース中の無線では「ハミルトンのことなんて気にしてない」と、チームの戦略を公然と批判していた。

 レース後に彼はエキサイトしてしまった言動を謝罪しているが、スペインGPを前に改めて当時の内心を説明した。

 モナコGPのチームとの見解の相違は、サインツJr.がよりアグレッシブな考えを持っていたからかという問いに、彼は「そんなところだと思う」と答え、さらに以下のように続けた。

「正直、僕はハードタイヤでコースに留まるリスクを冒して、表彰台を獲りたいということを、強く主張していたと思う」

「でもチームの考え方も完璧に理解している。僕らはメルセデスとチームチャンピオンシップを争っていて、後ろには極めて速いアウトラップをこなしているルイスがいた。だから、彼をブロックしてポジションを守る必要があった」

「あの時、エステバン(オコン/アルピーヌ)の後ろでピットを出た時はかなりガッカリしていたよ」

 サインツJr.はレース後のデブリーフィングでは、すぐにチームの立場を理解したと語っている。

「一度チームから何故そうしたのか、理由などを説明してもらったら、完全に理解したよ。あの時の僕は、それと同じような考えはしていなかったと思う」

「僕はただハードでコースにとどまって、雨なりクラッシュでセーフティカーが出てくるなりで表彰台に上がるチャンスをつかもうとしていたんだ。もちろん、結局どうだったかは分からないことだ」

Carlos Sainz, Scuderia Ferrari, in the Thursday press conference

Carlos Sainz, Scuderia Ferrari, in the Thursday press conference

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 フェラーリのレース戦略については昨年も批判を浴びることが多々あった。今シーズンに向けては戦略決定プロセスに再編が行なわれ、戦略責任者を務めてきたイニャキ・ルエダがファクトリー勤務となり、後任には新たにラヴィン・ジェインが就くことになった。

 戦略部門の再編による改善についての意見を求められたサインツJr.は、まだ取り組みが進行中だとしつつ、チームメイト共々レース中に順位を下げてしまうことについては、レースペースに原因があると語った。

「戦略部門に関しては進歩し続けているし、かなり進んでいると思う。でも今年は僕らにとって簡単な年じゃないよ」

「予選での速さと比べて少し悪いレースペースで戦っていると、常に後ろに下がってしまう。そのせいで、レース運びについて疑問や批判はつきまとう」

「だから序盤戦の評価は難しい。僕としてはチームはできる限り強くあるために、戦略部門も全力を尽くしてくれていると思う。だけど何事にも言えることだけど、改善の余地はまだあるし、僕らは改善を進めているところだ」

 

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