マクラーレンF1代表、黄旗時の”スピード違反”取り締まりゼロに不満「みんながやっているから、というのはおかしい」

マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、F1レースディレクターがアゼルバイジャンGP決勝で黄旗スピード違反に対して何の措置もとらなかったことに不満を示している。

マクラーレンF1代表、黄旗時の”スピード違反”取り締まりゼロに不満「みんながやっているから、というのはおかしい」

 レース終盤にトップを快走していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にタイヤトラブルが発生し、クラッシュを喫する劇的な展開となったF1第6戦アゼルバイジャンGP。このクラッシュで出された黄旗に対する対応を巡って、マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表が不満を溜めている。

 このクラッシュが起きたのは、各車が時速300km以上のスピードで走行するメインストレートだった。しかしフェルスタッペンのクラッシュでダブルイエローのフラッグが振られ、各車が十分な減速を求められた。その後、事故の対応はセーフティカー出動、赤旗でレース中断へと移り変わっていった。

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 この際、マクラーレンはランド・ノリスの前を走っていた角田裕毅(アルファタウリ)が、ダブルイエローが出ていた事故現場を通過する際に減速をしていなかったとF1レースディレクターのマイケル・マシに訴え、角田が審議対象になっていないことに驚いたと話す無線が国際映像で公開された。

 対してマシは、「十分な減速をしていなかったのは”全員”だ」と返答し、次のように語った。

「私としてはレギュレーションに基づいて、ダブルイエローの下で減速しなかったことについて、全員にペナルティを科さなければならないと思う」

 レース後、ザイドルはドライバーが何をしなければならないかは明確であったため、何の措置もとらなかったのは間違った判断だと主張した。

「私の見解では、今日のレースでは明らかに問題のあることが起こっていた」

「予選で受けたペナルティ(ノリスの赤旗無視)との関連性も考えなければならないが、やはり我々にできるのは報告することだけだ」

「もしレースディレクターが、みんながやっているから調査の必要はないと考えているなら、私はそれに強く反対する。だが、マイケル・マシが何を求めているのか、聞いてみる必要があるだろう」

 また、フェルスタッペンのクラッシュ後にレースコントロールがセーフティカーを出動させるまでに要した時間についても、多くのドライバーが懸念を示している。フェラーリのシャルル・ルクレールは、無線でチームにこの件について「ジョークだ」と話している。

 この問題は次戦フランスGPのドライバーズブリーフィングで話し合われる事になっている。

 マシは良い仕事をしていると思うかと訊かれたザイドルは次のように答えている。

「全体的には、マイケルがやっている仕事には非常に満足している。しかし我々にとって最も重要なのは透明性と一貫性、そして普段から、彼と良い対話ができているかということだ」

「もちろん、時には意見が合わないこともあるだろう。それが普通だ。我々は競技者側であり、彼はFIA側なんだ」

「しかし、彼が就任してからの時間を振り返ってみると、彼は素晴らしい仕事をしていると思う」

 
 

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