角田裕毅、痛恨の3グリッド降格ペナルティ。Q3でボッタスの進路を妨害
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1シュタイアーマルクGPの予選Q3でメルセデスのバルテリ・ボッタスの走行を妨害したとして、3グリッド降格ペナルティを受けることになった。

アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1シュタイアーマルクGPの予選を堅実に戦い抜き、予選Q3に進出。8番グリッドを獲得した。しかしその予選Q3で、アタックラップ中のバルテリ・ボッタス(メルセデス)の走行を妨害したとして、3グリッド降格ペナルティを受けることになってしまった。
予選Q3でアタックラップを終えた角田は、ピットに戻るためにペースを落として走行していた。しかしその後方からはアタックラップのボッタスが接近。ターン4で真後ろに近づいた。
ボッタスは当時無線、角田に進路を妨害されたと指摘。スチュワードもこの件についてセッション後に審議対象とすることをすぐさま発表した。
角田は予選後、ボッタスが後方から近付いていることをブレーキングゾーンまで知らされていなかったと明かすと共に、移動してボッタスの進路を塞ぐことを避けようとしたと語っていた。
オーストリアGPのスチュワードは、この件を検証した結果、角田にはボッタスを妨害したとして、3グリッド降格ペナルティと、ペナルティポイント1を科すことを決めた。
「22号車(角田)がアタックラップを終えたばかりで、チームとコミュニケーションを取っていた。彼はインラップを走行中だった」
そうスチュワードのレポートには記されている。
「チームはアタックラップ中の77号車の接近を、22号車に警告しなかった。77号車は、ターン4の入り口で22号車に接近した。22号車はレーシングライン上にあり、レーシングラインからアウト側に移動しようとした時に、不必要に77号車を妨害した」
「スローラップを走行中、より速いマシンに気付くのは全てドライバーの責任だ。チームはより速いマシンが近付いていることに気付くよう、ドライバーをサポートすべきだったが、そのようなコミュニケーションの欠如は、ドライバーにとって言い訳にはならない」
このペナルティの結果、角田は11番グリッドに降格。つまり、せっかくのQ3進出が無駄になってしまうこととなった。一方でフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーチン)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)の3人がそれぞれ1ポジションずつ昇格することになった。
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