分析
F1 バーレーンGP
F1に”中団チーム”はもういない? 今季も激戦予想、シュタイナー代表「今のF1はトップチームとそれ以外」
F1における中団チームという言葉は、中団チーム以外にトップクラスとバックマーカーが存在することを意味している。しかしハースのギュンター・シュタイナー代表は、すでにバックマーカーはいなくなったと考えているようだ。

Matt Kew
編集: 2023/03/03 19:49
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1プレシーズンテストを終え、2023年シーズンの勢力図が少しだけ見えてきた。今季もレッドブルやフェラーリ、メルセデスというトップ3がシーズンを引っ張っていくことになると思われる。
その後ろに、他7チームのどれが続くのかはコイントスで決まると言われているほど、大接戦となっている。アップグレードのタイミングやサーキット特性の違いにより、シーズンを通じてその序列は変動することになるだろう。
ハースのギュンター・シュタイナー代表は、ライバルたちの序列を予想するよう求められると「中団の誰がどこにいるかと聞かれても、分からない。手がかりがないんだ」と答えた。
「今年はより僅差になっていると思う。あるクルマはあるコースで、また他のコースでは別のクルマがそれぞれ有利になるだろう。こんな風にすごく接近しているからね。今のところ、それが私の感覚だ」
「中団というのはもう無いと思う。トップチームとそれ以外があるんだ。それが私の意見であり、今それを目の当たりにしているんだ」
昨年、スプリントレースを含めて計75の表彰台のうち、トップ3チーム以外のドライバーが表彰台を獲得したのは1回だけ。マクラーレンのランド・ノリスが雨のエミリア・ロマーニャGPで獲得したのみだ。トップ3チームとそれ以外のチームの差は歴然だ。
2022年に導入されたレギュレーションの狙いのうち勢力図のシャッフルは実現していないように見えるが、もうひとつの狙いである接近戦の増加、そしてオーバーテイクの促進における効果は明白なようだ。ピレリのデータによると、2021年のコース上でのオーバーテイクは599回だった。それが昨シーズンは785回と、31%も増加した。それは中団チームが接近していることで、より頻繁にポジション変動が起きるようになったことも、この数字に寄与している。
予算制限により各チームの競争力が平等になるにつれて(シュタイナーはトップ3チームが現在持っているインフラの優位性が損なわれるのは10年後だと考えているが……)、中団争いはますます緊迫していくだろう。
これまで後方に沈んでいたウイリアムズの新代表であるジェームス・ボウルズはチームの立て直しを進め、ハースはタイトルスポンサーを獲得。ザウバーはアウディとの提携を前に士気を高めており、アルファタウリは2021年から使用しているレッドブルの風洞をより上手く活用できるようになれば、この傾向はさらに誇張されるはずだ。
今季、その唯一の例外があるとすれば、それはアストンマーチンである可能性が高いだろう。アストンマーチンが中団争いから抜け出し、トップ3チームとの争いに加わることができるというのが、パドックでの統一見解となっている。
実際の勢力図はどうなっているのかは、開幕戦バーレーンGPの予選が終わってみて初めて明らかになってくるが、シーズンを通じて僅差の争いが続けられていくことは、間違いないだろう。
関連ニュース:
- 【2023年F1開幕】全10チームの仕上がりを徹底評価。レッドブルの盤石ぶり、アストンマーチンの充実度に注目……さて、勢力図はどうなる?
- ライバルも認める”レッドブル最速”の評価。その理由は、アタックやロングランのラップタイムだけではない……
- アストンマーチンさん、僕たちの世界へようこそ。レッドブル、メルセデス、フェラーリの3強がこぞってお墨付き「上位争いは間違いない」
- 俺について来い! 角田裕毅、F1参戦3年目は”背中”で語る「良いリザルトなら自分の言動を信頼してもらえる」
- アストンマーチンが中団トップ? ライバルがテスト通じ警戒強める「大きく前進しているのは明らか」「ロングランでも一貫性がある」「速そうに見える」
























あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 メルセデス、テストで抱えたハンドリングの問題は”簡単”に解決! ラッセル「ポジティブな兆候があるのは確か」
次の記事 ハミルトン、新車W14に初めて乗った時に”弱点と課題”を認識「僕らはまだ、望んでいたようなポジションにはいない」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Matt Kew

ハミルトン、2024年のメルセデスW15に実は好印象を持っている?「このクルマは素晴らしいよ。まだ、最大限の性能を発揮できていないだけ」
F1
F1
オーストラリアGP
2024/04/13
ハミルトン、2024年のメルセデスW15に実は好印象を持っている?「このクルマは素晴らしいよ。まだ、最大限の性能を発揮できていないだけ」

メルセデスの弱点は高速域! ラッセル「だから、より高速でコーナーを曲がる予選が苦手なんだろう」と推測
F1
F1
日本GP
2024/04/06
メルセデスの弱点は高速域! ラッセル「だから、より高速でコーナーを曲がる予選が苦手なんだろう」と推測

好調ペレスの要因は「来年の契約が危なくなっている」から? レッドブル重鎮のマルコ示唆
F1
F1
日本GP
2024/04/06
好調ペレスの要因は「来年の契約が危なくなっている」から? レッドブル重鎮のマルコ示唆
最新ニュース

角田裕毅のF1スペインGPは、スタート直後に全て終わる「できることは、何もなかった……楽しくなかった」
F1
F1 F1
スペインGP
1 時間前
角田裕毅のF1スペインGPは、スタート直後に全て終わる「できることは、何もなかった……楽しくなかった」

ホンダF1にとってスペインGPは厳しい週末に……折原エンジニア「今後はパフォーマンス向上により注力できる」
F1
F1 F1
スペインGP
6 時間前
ホンダF1にとってスペインGPは厳しい週末に……折原エンジニア「今後はパフォーマンス向上により注力できる」

アントネッリ、幸運を速さに繋げて完勝。初開催マドリンクを制す。ノリスが不運すぎる3位。角田はマシンにダメージも14位完走|F1スペインGP決勝
F1
F1 F1
スペインGP
8 時間前
アントネッリ、幸運を速さに繋げて完勝。初開催マドリンクを制す。ノリスが不運すぎる3位。角田はマシンにダメージも14位完走|F1スペインGP決勝

F1スペインGP決勝速報|超速ノリスに悲運……VSCに嫌われ勝利逃す。アントネッリが今季8勝目。角田裕毅は手負いのマシンで14位
F1
F1 F1
スペインGP
8 時間前
F1スペインGP決勝速報|超速ノリスに悲運……VSCに嫌われ勝利逃す。アントネッリが今季8勝目。角田裕毅は手負いのマシンで14位
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録