新技術でF1のレースはよりカオスに? ノリス「抜きつ抜かれつの展開が増えるかも。おそらく良いことだ」
F1の新規則ではレース中のオーバーテイクを支援するブースト機能が導入されるが、ランド・ノリスはレースがより混沌となる可能性があると考えている。
Lando Norris, McLaren
写真:: Andrew Ferraro / LAT Images via Getty Images
F1ドライバーたちは先週バルセロナで行なわれたシェイクダウンで2026年型マシンを初めて長時間ドライブしたが、その経験からマクラーレンのランド・ノリスは新ルールの要素が「より混沌としたレース」を生み出すかもしれないと考えている。
F1は新レギュレーション導入にあたり、接近戦を実現するための要素も盛り込んでおり、マシンがより小型化され、パワーユニットの電気出力を最大限に引き出すオーバーテイクモードも導入される。
一方、これまでのオーバーテイク促進策としてのDRSは、ストレートでの空気抵抗を低減するためのアクティブエアロ導入に伴い、廃止となっている。
Lando Norris, McLaren
Photo by: Formula 1
バルセロナでのシェイクダウンは、各ドライバーがこれらの新機能がコース上での走行にどのような影響を与えるかを垣間見る機会となった。新技術の感触について尋ねられたノリスは、レースに混乱を招く可能性があると語った。
「ブーストボタンをいつ使うかによって、レースはより混沌とした展開になることもある」とノリスは説明した。
「ストレートは色んなところにあるからね。例えばバルセロナだとターン5からターン7の間はあまりバッテリーは使わない。でもブーストを使えば、かなりの馬力が得られるので、ターン7で誰かをオーバーテイクできる。これは普段ならあり得ないことだ」
「唯一の問題は、ターン10(のヘアピン)で厳しくなることだ。でも、これまでよりも様々なポジションに追い込むことができ、より良いレース展開を生み出せる可能性が高まる。そして、それはおそらく良いことだ」
オーバーテイクモードは、これまでのDRSと同様、前のマシンに1秒以内に近づいたドライバーが使用できる。一方で、防御にも使えるブーストモードも存在している。
ブーストモードを使用した結果、一時的にバッテリーが不足し、苦しくなる展開も十分に考えられる。ノリスはこれによりドライバーがコース上で何度も追い抜く「ヨーヨー現象」が起こる可能性があると考えている。
「もしかしたら、はるかに速いからという理由ではなく、単にオーバーテイクできるから、オーバーテイクしたというケースがあるかもしれない」
「でもその場合、正しい方法でバッテリーを回復させようと1周か2周走ることになる」
「オーバーテイクされたら、すぐにそのクルマの後ろにつく。ストレートで時速5kmか10km速く走れるようになるからそれが重要だ。ある意味DRSに近い」
「もっとヨーヨーみたいな展開になったり、追加のスピードを使った動きが増えるだろう。でも、そうなると相手はこれまで以上にディフェンスしなくてはならなくなる。するともっと混乱が生まれる。それは君たちにとって良いことだ」
新技術のレースへの実際の影響はまだわからないが、ノリスは、2月11~13日と18~20日に行なわれるバーレーンテストでチームがこの技術をさらに試し、分析するだろうと見ている。
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