メルセデス代表、ボッタスの去就に責任感じる?「素晴らしい将来を得られるようにしなければ……」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、もしバルテリ・ボッタスがチームを離れることになった場合、別のF1シートを見つける責任があると感じているという。
Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG, with Valtteri Bottas, Mercedes
Steve Etherington / Motorsport Images
2022年のドライバーラインアップ決定のタイミングが近づいているメルセデスF1チーム。バルテリ・ボッタスを残留させるか、ジョージ・ラッセルを昇格させるかを、これから決断することになる。
もしメルセデスを離れることになった場合、ボッタスはF1に残る選択肢を検討すると語っている。ボッタスがF1デビューを果たしたチームであるウイリアムズに復帰するというのもひとつの選択肢だが、アルファロメオも来季のドライバー候補としてボッタスをリストに入れていることが分かっている。
しかし、ボッタスは現在のシートを維持できるという希望を持っており、メルセデスの決断を知るまでは、他のチームとの交渉は行なわないという。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ボッタスのキャリア初期から支援をしてきたこともあってか、もしボッタスにメルセデスとの新たな契約を与えられなかった場合、あらゆるチャンスを得られるよう支援すると語った。
「もし他の誰かに(シートを)託したいという状況になったら、私と彼の関係性もあるが、彼が素晴らしい未来を手に入れられるようにするという責任も生じる。彼はそれにふさわしいからだ」
「彼は史上最高のF1ドライバーのチームメイトであり、常に輝くことは簡単ではないんだ。しかし彼はファンタスティックなんだ」
ボッタスは今季、開幕から苦戦を強いられている。例年以上にレッドブルの競争力が増していることから、ボッタスはすでにハミルトンのサポート役に回っている。
ウルフは、ドライバー自身の希望を犠牲にすることは決して容易なことではないが、ボッタスは大局的な見地から、それを受け入れたと述べた。
「統計的に見て、ルイスに比べてボッタスのチャンピオン獲得確率は非常に低いため、それ(ボッタスのサポート)は非常に重要なことだ」
「我々は話し合った。ドライバーにとっては厳しいことだが、今年のチャンピオンシップはマージンが無いんだ」
ニコ・ロズベルグが突如引退を決めたことで、2017年にウイリアムズからメルセデスに加わったボッタスは、通算9勝を挙げているが、今季はまだ勝利することができていない。
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