速報ニュース
F1
メルセデス代表、ハミルトン&ロズベルグの確執を回顧「彼らには我々の知り得ない歴史的背景があった」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、同チームでコンビを組んでいたルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが敵対関係に陥ることを予測していなかったと語った。

Luke Smith
編集: 2021/04/07 8:16
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2013年から2016年にかけて、メルセデスでチームメイト同士だったルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ。彼らはカート時代からの親友だったが、2014年からはお互いにF1王座をかけて争うこととなった。
その中で両者の関係は徐々に悪化。2014年のベルギーGPや2016年のスペインGPでの同士討ちを筆頭に、緊迫した場面がいくつか見られた。
Read Also:
ロズベルグは2016年にハミルトンを下して初のチャンピオンに輝いた直後、電撃引退を表明。メルセデスは後任としてバルテリ・ボッタスを迎え入れ今に至る。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、『The High Performance Podcast』というポッドキャスト番組に出演した際、ふたりの関係について質問された。しかしウルフは、確執がドライバーの力を引き出すのに役立ったという考えを否定した。
「それがふたりの力を引き出したとは思わない。なぜならそれはネガティブなことであり、本来はドライバーはチームプレイヤーでなければいけないからだ」
そうウルフは語った。
「ふたりのドライバーが敵対しているせいで会議室がネガティブな空気に包まれていたら、部屋全体の活気にも影響するし、全く許容できないことだ」
ウルフはまた、ハミルトンとロズベルグの軋轢に関して、メルセデスが知らなかった、そして今後も知り得ることはないであろう“歴史的背景”があると説明した。
「ドライバーは私が来る前から決まってきたので、それを変えることはできなかった」
「ふたりの間のことについて誰も知らなかった。過去に何があったのかなど、我々が誰も知らなかった、そして今後も知ることはない歴史的背景がたくさんあった」
「だからこそ、ドライバーが互いにどう協力していくのか、一方が失敗した時にはどういうことが起こるのかを我々は注視するのだ」
「我々はチームに悪影響を及ぼすようなことが起きた時の苛立ちや痛みを受け入れるが、チームのポジティブな流れを崩さないようにしている」
2014年のベルギーGPでは、ロズベルグがトップを争うハミルトンとのバトルで引かなかった結果、両者接触。当時レッドブルのダニエル・リカルドに勝利を奪われることになった。ロズベルグは後に、ハミルトンが前戦ハンガリーGPでチームオーダーを無視したことを受けてこういったアプローチをとったと話している。
それに関してウルフは、チームの結果以上に重要なものはないことや、メルセデスのブランドを背負うことの重要性などをドライバーが認識できるような環境づくりに努めたと語った。
「私が新人としてF1の世界に入ってきた時、ニコとルイスは既にF1で長い経験があったので、とても難しかった」とウルフは振り返る。
「しかしそれでも私は、時には厳しく接し、彼らがチームをリスペクトしなければいけない環境を作った。彼らは我々やメルセデスを失望させてはいけないことを理解していた」
「2014年の出来事で、私は彼らに自分勝手な振る舞いがあったと感じている。そして私は、次にチームメイトや他チームのマシンに近付いた時には、メルセデスのブランドについて考えるように言った。チームの人間ひとりひとりや、メルセデスのCEO、ディーター・ツェッチェ(当時)のことを考えるようにと。そうすれば振る舞いも変わるだろう、チームメイトを壁に追いやることもしないだろうとね」
「もしこのようなことが定期的に行なわれてしまうのであれば、ドライバーを欠場させることも厭わない。私は常にそう言ってきた」
Read Also:
- あれから30年……セナ・プロの接触が世界に衝撃を与えた|1989年日本GP
- 事件は表彰台裏の控え室で起きていた! F1クールダウンルーム名場面集
- シューマッハーとの3年間は精神的にキツかった?「彼は神のようだった」とロズベルグ
- まさに“ハナ差”の決着! F1における最も僅差のレースベスト10
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 レッドブルF1のマルコ博士、ホンダPUの信頼性に「不安なし」。一方で来季向けマシン開発には懸念?
次の記事 F1復帰戦でポイント争いのアロンソ、貪欲にさらなる進化目指す「改善の余地がたくさんある」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Luke Smith

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」
F1
F1 2024/05/01
没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役
F1
F1
Aston Martin Silverstone Shakedown
2023/02/20
”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視
F1
F1 2023/02/19
ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

More from
ルイス ハミルトン

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?
F1
F1
アゼルバイジャンGP
15 時間前
フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」

予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
4 日前
予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」

More from
メルセデス

”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 時間前
”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」

同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由
F1
F1
アゼルバイジャンGP
19 時間前
同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由

「誇りに思える週末だった」ラッセル、バクー勝利で自信ついた! 残りレース全勝計画ブチ上げる
F1
F1
アゼルバイジャンGP
3 日前
「誇りに思える週末だった」ラッセル、バクー勝利で自信ついた! 残りレース全勝計画ブチ上げる
最新ニュース

”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
2 時間前
”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」

スプリントは半分くらいの数が妥当? クアルタラロ「年間1012戦なら嬉しい。F1と同じにすべき」12戦なら嬉しい。F1と同じにすべき」
MotoGP
MGP MotoGP 3 時間前
スプリントは半分くらいの数が妥当? クアルタラロ「年間10

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
15 時間前
フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」
WEC
WEC WEC
Fuji
16 時間前
FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録