フォーミュラE、2022-23年シーズンのカレンダーが確定……ポートランドが追加。ソウル戦代替開催は断念
フォーミュラEの2022-23年カレンダーにアメリカ・ポートランドでのイベントが追加。一方、ソウルでのイベントの代替開催は断念したようだ。
写真:: Andreas Beil
暫定決定となっていたフォーミュラEの2022-23年カレンダーが確定し、ポートランド戦が追加されることとなった。
これまで、新型コロナウイルスの世界的蔓延が影響した2019-20年シーズンを除き、全てのシーズンでアメリカでレースが開催されてきた。シーズン3にあたる2016-17年からはニューヨークのブルックリン市街地サーキットが舞台となっていたが、会場となるレッドフック・クルーズ・ターミナルとその周辺エリアが再開発の対象となったことにより、2022-23年シーズンは開催ができなくなった。
フォーミュラEはアメリカでのレース開催を最優先目標とし、セント・ピーターズバーグでのインディカー・シリーズとの2週連続開催を検討していたことが分かっている。
しかし最終的に、世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合にて、代替開催地としてオレゴン州ポートランドが会場に選ばれたことが確定した。ポートランドePrixは、2023年6月24日に第12戦として開催。サーキットレイアウトは後々公開されるという。
韓国・ソウルePrixの様子
Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images
またフォーミュラEは、オリンピックスタジアムの改修工事のために2022-23年シーズンは開催できなくなったソウルePrixの代替会場を探してきたが、こちらは代替開催を断念。5月20日に予定されていた開催枠がひとつなくなり、2022-23年シーズンは全16レースのカレンダーに縮小されることとなった。
フォーミュラEの第9シーズンとなる2022-23年シーズンは、1月14日にメキシコシティで開幕。インド・ハイデラバードやブラジル・サンパウロ、南アフリカ・ケープタウン、そしてポートランドが新たな開催地として加わることとなった。
またWMSCの会合を受けて、フォーミュラEのフリー走行セッション出走を行なうルーキードライバーのために「フリー走行専用ライセンス」の導入が確定した。
同シリーズでは、2022-23年シーズンのチャンピオンシップに参加していないドライバーをシーズン中に2度、フリー走行で起用しなければならないというF1で使用されているルールが新たに導入される。そのため、F1スーパーライセンスシステムとほぼ同じ仕組みで満たすべき独自の要件が設けられた”Eライセンス”を持たないドライバーにも、フリー走行専用ライセンスは与えられることとなる。
フォーミュラE 2022-2023年シーズンカレンダー | ||
第1戦 | 1月14日 | メキシコ・メキシコシティ |
第2戦 | 1月27日 | サウジアラビア・ディルイーヤ |
第3戦 |
1月28日 | サウジアラビア・ディルイーヤ |
第4戦 | 2月11日 | インド・ハイデラバード |
第5戦 | 2月25日 | 南アフリカ・ケープタウン |
第6戦 | 3月25日 | ブラジル・サンパウロ |
第7戦 | 4月22日 | ドイツ・ベルリン |
第8戦 | 4月23日 | ドイツ・ベルリン |
第9戦 | 5月6日 | モナコ |
第10戦 | 6月3日 | インドネシア・ジャカルタ |
第11戦 | 6月4日 | インドネシア・ジャカルタ |
第12戦 | 6月24日 | アメリカ・ポートランド |
第13戦 | 7月15日 | イタリア・ローマ |
第14戦 | 7月16日 | イタリア・ローマ |
第15戦 | 7月29日 | イギリス・ロンドン |
第16戦 | 7月30日 | イギリス・ロンドン |
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