フォーミュラEニューヨーク・レース1:ギュンター鮮やか逆転勝利。キャシディ悲願の初優勝ならず

フォーミュラE第10戦ニューヨーク・シティePrixのレース1が行なわれ、BMWのマキシミリアン・ギュンターが優勝。ポールポジションからスタートしたニック・キャシディは4位に終わった。

フォーミュラEニューヨーク・レース1:ギュンター鮮やか逆転勝利。キャシディ悲願の初優勝ならず

 フォーミュラEの第10戦ニューヨーク・シティePrixのレース1がブルックリン・サーキットで行なわれ、マキシミリアン・ギュンター(BMW)が優勝を果たした。

 マンハッタンの摩天楼を対岸に望む、レッドホック地区のブルックリン・クルーズ・ターミナルに特設されたサーキットを舞台に行なわれたニューヨークePrix。気温は約30度、路面温度40度以上という、厳しいコンディションでレースのスタート時刻を迎えた。

 ポールポジションからスタートし、レースの大半をリードしたのは、ニック・キャシディ(ヴァージン)だった。

 キャシディは堅実なスタートを決めて首位のポジションを維持すると、ジャン-エリック・ベルニュ(DSヴァージン)を従えて周回を重ねていった。しかしレース終盤になると徐々にバッテリー残量が苦しくなっていき、エネルギーマネジメントを重視した走りに……ベルニュの接近を許すことになる。

 そのベルニュは、28周目にファンブーストを使ってキャシディを抜きにかかるが、これは叶わず。キャシディがそのまま逃げ切るかと思われた。

 しかし31周目、ベルニュがヘアピン状のターン10でキャシディのインに飛び込む。これで両者は接触。その隙を突いたのがギュンターだった。

 ギュンターは、接触しながらコースのアウト側に膨らんでしまったキャシディとベルニュのさらにインに飛び込み、一気に2台を抜いて首位に浮上。しかも彼は、ふたりの後でエネルギーを節約していたのだった。

 エネルギー残量に余裕があるギュンターはそのまま後続との差を広げていき、トップチェッカー。今季初優勝、フォーミュラEでの3勝目を挙げた。2位にはベルニュ、3位には後方から堅実にポジションを上げる走りを披露したルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)が入った。

 キャシディは結局4位でのフィニッシュ。首位を明け渡した後はバッテリー残量の関係もあってペースを上げることができず、徐々に引き離されていくことになってしまった。

 日産・e.ダムス勢はセバスチャン・ブエミが6位、オリバー・ローランドが7位と揃って入賞を果たす結果となった。

 なお、ランキング首位でこのニューヨークePrixを迎えたエドアルド・モルタラ(ヴェンチュリ)は、痛恨の予選最下位。決勝でも追い上げを見せたが14位が精一杯で、ポイント獲得には至らなかった。

 一方でランキング2番手だったロビン・フラインス(ヴァージン)が5位に入って10ポイントを獲得。この結果、モルタラとフラインスが共に獲得ポイント72となり、ランキング首位に並ぶことになった。

 また、このレースで2位に入ったベルニュが、獲得ポイントを68ポイントに伸ばすことになった。

 ニューヨークePrixは2連戦。レース2は7月11日(日曜日・現地時間/日本時間12日2時34分)に決勝レースがスタートする予定だ。

 

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