フォーミュラE

東京の街を駆けるフォーミュラE、来季はパワー大幅増の“モンスター”に。しかしドライバーたちは楽観視「コースに少し変更を加えるだけでいい」

フォーミュラEドライバーたちは、大きくパワーアップされる来季のGEN4マシンで東京のストリートサーキットを走ることについて、それほど大きな懸念はないようだ。

戎井健一郎

編集: 2026/08/06 9:37

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Jake Dennis, Andretti Formula E

写真:: Joe Portlock / Getty Images

 フォーミュラEは速くない。そんな論調はもはや過去のものになろうとしている。

 来シーズン(2026-2027シーズン)より、フォーミュラEは現行のGEN3 Evoに代わってGEN4車両を導入する。GEN4はGEN3 Evoと比べて最大パワーが1.7倍の600kWに。常時4輪駆動の加速は驚異的で、0-100km/hが1.8秒、0-200km/h加速は4.4秒。このマシンに乗ったドライバーは一様に驚きの声をあげている。

 フォーミュラEの高速化に伴い、市街地の小さなストリートサーキットでは手狭になってきている感がある。元々フォーミュラEは全レースを市街地コースで実施していたが、現在ではパーマネントサーキットでの大会も増えており、GEN4での1年目となる来シーズンは約半数がパーマネント。ロンドンE-Prixの舞台も、展示場周りの半屋内コースから、伝統のブランズハッチへと移る。

 そんな中で東京E-Prixは、来年も東京ビッグサイト周辺のストリートサーキットでレースを行なうことになっている。ただ参戦ドライバーたちは、車両が大型化しハイパワーとなる来シーズンにおいても、東京でのレースに大きな安全上の懸念はないようだ。

 2026年の東京E-Prixで日曜のレースを制したニック・デ・フリーズ(マヒンドラ)は、主催者の安全対策を信頼していると語る。

「僕は主催者が安全にレースを開催するために必要なチェックを全て行なっていると思っているし、彼らの仕事は信頼している」

「正直なことを言うと、いくつか気になる点はあるけど、それらがしっかりと検討され、よりパワフルで速いクルマでも安全にレースができる環境を作り出してくれると思っている」

 また東京E-Prixを終えてポイントリーダーに立ったジェイク・デニス(アンドレッティ)も、少しのレイアウト調整で問題なくレースができるだろうと考えている。

「サーキットに少し調整を加えて、特定のエリアを少し広げたりと、オープンな形にする必要があると思う」

「とはいえ僕的には(GEN4での東京E-Prixは)可能だと思っている。少しの調整が必要なだけだ」

 日産のオリバー・ローランドは、GEN4マシンを既に体験したドライバーのひとり。まだF1に及ぶレベルではないものの、GEN3からは大きな進歩を遂げているとして「乗っていて本当に楽しいマシンになっている。このマシンをファンのみんなに見てもらって、僕たちの進歩を見てもらえるのが楽しみだ」と話す。

 そのローランドにも、東京E-PrixはGEN4マシンでも問題なくレースができると思うかと尋ねたところ、彼は「その予定になってるよね。どうなるかは実際にやってみてだね」と短く答えた。

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