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ポルシェのウェーレイン、雨のレースで完勝。タイトル争い急浮上|フォーミュラE第12戦上海E-Prix

フォーミュラE第12戦上海E-Prixは、ポルシェのパスカル・ウェーレインが優勝を果たした。

Pascal Wehrlein, Porsche Formula E Team

Pascal Wehrlein, Porsche Formula E Team

 フォーミュラE第12戦上海E-Prixは、途中から降り出した雨もものともせず、ポルシェのパスカル・ウェーレインが優勝した。

 前戦三亜E-Prixではランキング上位4台がノーポイントとなる波乱の展開となったフォーミュラE。2週間後の上海E-Prixはダブルヘッダー開催で、中国3連戦となった。

 舞台は上海国際サーキット。F1でも使われているコースだが、フォーミュラEではターン9からF1で使用するレイアウトを外れ、ターン10~11のタイトなシケインを通過し、ホームストレートに戻る1周3.01kmのショートカットレイアウトを使用する。

 なお天候の悪化が懸念されることから、土日のスケジュールは大きく前倒しで実施された。ほぼドライコンディションで行なわれた予選では、このシケインへの対応に苦しむマシンも多かった中、ウェーレインが頭ひとつ抜けた速さと安定感を発揮。ポールポジションを獲得し、3ポイントを稼いだ。彼はこれでランキング3番手に浮上している。

 2番グリッドはポイントリーダーのミッチ・エバンス(ジャガー)。ランキング2番手のオリバー・ローランド(日産)は13番グリッドからのスタートとなった。

 真っ黒い雨雲がサーキットに近づく中、ウェーレインが好スタートを切り29周のレースが幕を開けた。2番手にはジェイク・デニス(アンドレッティ)がつけた。

 4周目にデニスにウェーレインが交わされた直後、観客席では傘が開き始める。コース上では、スローペースで走りながら各車がポジション争いを続け、デニスやウェーレイン、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガー)といったドライバーがポジションを入れ替えながらレースを引っ張った。

 このレースではピットでバッテリーを急速充電するピットブーストが義務付けられている。レース中のバッテリー残量が40%~60%の間でこれを消化しなければならないが、雨雲が近づいている中でいつピットに飛び込むのか、難しい読み合いのレースとなった。

 13周目ごろからバッテリー残量が60%を切るマシンが増えていき、15周目には中団のマシンを始め、数台がピットに飛び込んだ。

 ウェーレインやダ・コスタ、ローランドは16周目の終わり、デニスはその翌周にピットブーストを消化。ほぼ全車がピットインを終えた19周目、一気に雨が強まり、セーフティカー(SC)が出動した。このタイミングで3番手のエドアルド・モルタラ(マヒンドラ)を始め数台がアタックモードを使っていたが、これを無駄にしてしまうことになった。
 
 23周目にレースがリスタートすると、今回は6分1回の使用が義務付けられているアタックモードを各車が続々と起動。アタックモードがないモルタラが懸命のディフェンスを見せる中、首位ウェーレインはダ・コスタに対するリードを着々と広げていった。

 追加1周を含め30周のレースとなったが、ウェーレインはダ・コスタを全く寄せ付けずにトップチェッカー。SC後は2位ダ・コスタにチャンスを与えず、まさに完勝だった。

 3位はデニス、4位はフェリペ・ドルゴビッチのアンドレッティ勢。前戦三亜E-Prixに続き、結果を残した。

 8位に終わったエバンスがポイントリーダーの座を維持したものの、ウェーレインが3ポイント差に肉薄。ウエットコンディションで大苦戦し14位ノーポイントに終わったローランドは、ランキング5番手まで後退している。

フォーミュラE第12戦上海E-Prix:決勝

全スタッツ
 
順位 ドライバー # Laps タイム 前車との差 平均速度 ポイント リタイア原因
1 Germany パスカル ウェーレイン ポルシェ・チーム 94 30

40'30.411

  135.3 25  
2 Portugal アントニオ フェリックス・ダ・コスタ ジャガー・レーシング 13 30

+1.633

40'32.044

1.633 135.2 18  
3 United Kingdom ジェイク デニス Andretti Formula E 27 30

+4.709

40'35.120

3.076 135.0 15  
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