トヨタ豊田社長、“最寄りのサーキット”鈴鹿60周年に際しコメント。ホンダF1戴冠を祝福「マックスのファイナルラップはすごかった!」
トヨタの豊田章男社長が、鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー開催に際してコメント。ホンダF1のチャンピオン獲得を祝福した。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
鈴鹿サーキット開場60周年のキックオフイベントである『鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー』が、3月5日(土)に開幕。“モリゾウ”の名でレース活動も行なうトヨタ自動車の豊田章男社長がビデオメッセージでコメントを寄せた。
豊田社長が初めて鈴鹿サーキットに来場したのは、サーキットが開場して間もなく行なわれた第1回日本グランプリ。当時の思い出を振り返り、次のように語った。
「私の7歳の誕生日、父に第1回日本グランプリに連れて行ってもらいました。それが、鈴鹿に行った最初の記憶です。おそらく父からの誕生日プレゼントだったのだと思います。うるさいエンジン音、ガソリンの匂い、そんな誕生日プレゼントでした」
「当時、パドックでバタバタしてる大人たちは、なんだか、すごい楽しそうでした……こんな五感に残る原体験が、今のモリゾウに繋がっているんだと思います。今日も、お父さんお母さんと一緒に来ているとお子さんがたくさんいらっしゃると思います。お子さんたちにとって今日の思い出が忘れられないものになっているといいなと思います」
また豊田社長は、昨年レッドブル・ホンダのドライバーとしてF1ドライバーズチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンを祝福。またF1日本GPやWRC(世界ラリー選手権)ラリー・ジャパンがコロナ禍の影響もあって開催されていない現状にも触れ、2022年こそは開催を願うとコメントした。
「少し遅くなりましたが、ホンダの皆さま、チャンピオン獲得おめでとうございました! マックス選手のファイナルラップは本当にすごかった! 角田選手も期待しています。角田選手は日本グランプリを走れず残念だったと思います。うちの勝田選手もラリージャパンを走れませんでした。五輪は良くて、2輪4輪は、なぜダメなのか? 今年こそは……と思っています」
そして最後に、豊田社長は“最寄り”のサーキットである鈴鹿への思いも語りつつ、こう締めくくった。
「じつは私、モリゾウは、鈴鹿モータースポーツクラブ、SMSCの会員です。なぜか!? 自宅から“最寄りのサーキット”だからです。ですが、鈴鹿のコースは本当に難しい……、こんなにアクセルを踏むのにビビるコースはありません。このコースをつくった本田宗一郎さんから『モリゾウもまだまだだな』と言われているような気持ちになります。スーパー耐久は初戦と最終戦が鈴鹿です。もっと練習しないと……と思ってますので、鈴鹿で“コソ練”をさせていただければと思っております」
「ホンダの皆様、モビリティランドの皆様、最寄りなので、よろしくお願いします! と言いながら……今日は残念ですが、鈴鹿に行けません。本日、鈴鹿にお集まりのクルマファン、バイクファン、そして鈴鹿ファンの皆様、今年もモータースポーツを楽しみましょう!」
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