インディ500”初日”最速の佐藤琢磨、オフシーズンのチームの仕事ぶりを称賛「素晴らしい仕事をしてくれた」
2022年のインディ500プラクティス1日目にトップタイムを記録した佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング with RWR)は、チームがオフシーズンの間に素晴らしい仕事をしてくれたと語った。
写真:: Phillip Abbott / Motorsport Images
デイル・コイン・レーシング with RWRの佐藤琢磨は、2022年のインディ500初日プラクティスでトップタイムを記録。これについて佐藤は、チームがオフシーズンの間に力強い仕事をした結果だと語った。
今年もインディ500の季節がやってきた。その初日、プラクティス1日目の走行でトップタイムを記録したのは佐藤琢磨だった。佐藤は2017年、2020年とこれまでに2度インディ500に優勝。今季3勝目を目指すことになる。
佐藤はトップタイムについて、複数のマシンの集団の中で走っていたため、前をいくマシンのトゥを使うことができたからだと認めつつも、チームのマシンが高いパフォーマンスを持っていることを確信していたという。
「スコット(ディクソン/チップ・ガナッシ)が、今日ずっとトップタイムに立っていました。でも僕たちは、最後のラップで大きなトゥを使うことができました。だからとても満足できたと思います。もし新品タイヤを履いていれば、誰でも同じことができたと思います。でも、行ってよかったです」
この日は午前と午後のセッションが行なわれたが、佐藤の午前の走行は、満足いくモノではなかった。エアロバランスが悪く、チームは空力のセッティングを変更したため、わずか4周しか走ることができなかったのだ。
「正直に言って、午前中は思っていたよりもスムーズではなかったです。ガレージに戻り、満足いかないところがあったので、たくさんのことをチェックする必要がありました。でも結局、午後はかなり速かったです。僕たちは状況を好転させ、良いスピードを手にすることができ、より快適に走ることができました」
「僕のクルマにはとても満足していますし、(新人のチームメイトであるデイビッド・マルカスの)18号車もとても良いように見えました。デイル・コイン・レーシングは冬の間、素晴らしい準備をしたと思います」
インディ500初日を7番手で終えたチームメイトのマルカスは、佐藤琢磨が大きな手本となっていると語った。
「僕はたくさんビデオを見てきたし、彼は僕にヒントと、モチベーションを与えてくれる」
佐藤琢磨について、マルカスはそう語る。
「特にルーキー・イヤーには、他のチームメイトはいらない。タクマは僕を本当に助けてくれるんだ」
佐藤もマルカスの働きを称賛。経験値が少ないにも関わらず、開発の役割の一部分を果たしていると語った。
「彼は明らかに新人です。500での経験もほとんどありません。でも、例えばスコットや(マルコ)アンドレッティを雇う余裕はないです」
「でも少なくとも僕は何をする必要があるのかを理解しています。そしでデビッドもすぐにスピードを上げることができました」
「一緒に働けていることを、とても嬉しく思っています。僕らは共にプログラムを広げ、そしてお互いに信頼し合っています。まだ一緒に走っていないですが、かなり快適に感じています。ですから、今後数日は非常に重要になります」
「もちろん、毎日が重要です。どれだけスピードを引き出すことができるのか、見てみることにしましょう、でもレースはまた大きく異なりますから、たくさんのことを学ぶ必要があります」
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