登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本

まるで恐竜? ドゥカティのテールカウルに翼が生える。ブレーキング時の安定性向上が狙いか

ドゥカティがMotoGPイギリスGPのフリー走行で新たなウイングレットをデビューさせ、注目を集めている。

Jorge Martin, Pramac Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ドゥカティは、MotoGP第12戦イギリスGPのフリー走行2回目で、斬新な形のウイングレットを新たに導入した。

 ドゥカティはバイクの空力開発を本格的に推し進めた最初のメーカーであり、車高デバイスの開発でも先鞭をつけるなど、MotoGPの技術革新をここ数年リードしてきたメーカーだと言える。

 そしてイギリスGPのフリー走行2回目、ドゥカティはグレシーニのエネア・バスティアーニとプラマックのホルヘ・マルティンのマシンのテールユニットに左右ふたつずつ、合計4枚のウイングレットを装着させた。

 さらに、バスティアニーニとマルティンが使用したウイングレットの構成は若干異なっており、ドゥカティがこの最新の開発パーツで何を意図しているかはまだ明確にはなっていない。

 FP2を13番手で終えたマルティンは、新しいエアロパッケージによってトップスピードが上がったと明かしたが、逆に敏捷性が失われたと考えている。

 ドゥカティの空力アップデートについて訊かれたマルティンは「ウイングだけじゃなくて、フロントのフェアリングもアップデートされている」と答えた。

「でも目立つのはリヤだろう。午後にフェアリングを試した時はそれほど速くなかったから、多くを語ることはできない」

「だから、全体的には分からないんだ。このまま残すべきか、それとも外すべきか、分析して理解する必要がある」

「方向転換のときに少し難しく感じたが、ストレートでは良くなった。結局のところ、バランスが大事で、どちらを取るべきかを理解する必要があるんだ」

Enea Bastianini, Gresini Racing

Enea Bastianini, Gresini Racing

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

 一方でバスティアニーニの評価は、ドゥカティが新しいウイングに何を求めているかを示すものだった。彼はブレーキング時の安定性が向上したと述べている。

 総合8番手で初日を終えたバスティアニーニは「今のところフィーリングは良い」と語った。

「明日一旦ノーマルに戻した後、もう一度試してみないと、良いかどうか分からない。というのも、それが良いのか悪いのかを理解することが重要だからだ」

「でも第一印象はブレーキングが良くなって安定したし、スピードも悪くなかった。明日の予選でも、いい感じだと思う」

「その部分に効くみたいだ。ブレーキングは、このウイングの最も得意とするところだと思う」

Miguel Oliveira, Red Bull KTM Factory Racing

Miguel Oliveira, Red Bull KTM Factory Racing

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

KTM、音量増加を狙った新エキゾーストを投入

 サマーブレイク明けのイギリスGPにアップデートを持ち込んだのは、ドゥカティだけではない。KTMも新しいエキゾーストを投入した。

 バイクのサイドからテールユニットまで伸びるこの新エキゾーストは、6月のカタルニアGP後のヘレステストで初テストされたものだ。

 ミゲル・オリベイラによると、この新しいエキゾーストは振動を抑えるため、性能を追求するというより快適性を提供するものだという。

「エキゾーストの性能をもう少し上げ、振動を少なくしようとしたが、基本的にはその通りになった」

「このエキゾーストは、スピードやパワーの面では(旧型と)比較してそれほど多くは変わらない。でも良いフィーリングが得られるんだ」

「新しい方がスムーズだし、音も違うから、より快適なんだ。僕は新しい方が好きだ」

 エキゾーストの音量が大きくなったのは、ヘレステスト後にライダーたちがリクエストしたことだ。以前のバージョンは静かすぎて、集団で走っている時にバイクの状態を把握しづらかったのだという。

「音が大きくなくて、変な感じだったんだ。ギヤが正しいのかよく分からないことがあって、自分が何か良くないことをしたような気がするんだ」と、ブラッド・ビンダーは説明している。

 
Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 MotoGPイギリスFP2:クアルタラロ貫禄の首位、ペナルティのリハーサルもバッチリ。中上貴晶18番手
次の記事 マルケス弟、苦戦ホンダのバイクにモチベーション低下「1年、MotoGPを離れる可能性もあった」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本