エスパルガロ兄、“無礼発言”のイアンノーネに歩み寄り。開発に必要な人材と語る
アプリリアのアレイシ・エスパルガロはチームメイトのアンドレア・イアンノーネの礼を欠いた発言に怒っていたが、後に彼と話し合い、和解したようだ。
Andrea Iannone, Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team Gresini
motosport.com
今年2月に行なわれた、アプリリアのMotoGPチーム体制発表では、アンドレア・イアンノーネのある発言が引き金となって、アレイシ・エスパルガロとの間に不和が発生した。
アプリリアは2020年シーズンに向けて、エンジン設計などを大幅に刷新した“新型”マシンを準備し、実際にそのマシンはパフォーマンスが大きく改善されているとエスパルガロは評していた。
しかしイアンノーネはプレゼンテーションの場で、そのマシンが“自分の指示”で作られたと発言。アプリリアで3年に渡ってマシン開発をリードしてきたエスパルガロは、チームスタッフにとっても礼を欠いた発言だと怒りを顕にした。
エスパルガロは「彼の言葉で、“良い関係”は終わった。彼の言ったことは僕のエンジニアやメカニック、そしてブラッドリー(スミス/テストライダー)と僕に本当に失礼なことで、真実ではないんだ」と、その際に語っている。
それから約1ヵ月半が経過したが、エスパルガロはイアンノーネと話し合い、わだかまりは解消に向かったという。
「アンドレアがああいった事を話したときは、とても残念だったし気分も悪かった。僕は常に彼のことを助けてきたし、良い関係を築けていたと思っていたんだ。あの時までは。正直理解できなかったよ」
エスパルガロはSky Sportに対してそう語った。
「次の日に、僕は彼と話をした。彼はああいった形で言いたかったわけではないこと、それを分かって欲しいことを納得させようとして、僕らがサーキットにいる時にそれについて話すことも約束してくれた」
「僕は彼に対して、大丈夫だと、問題は無いと話した。ソーシャルネットでも彼と話したよ。僕はチームメイトとネガティブな関係でいることは好きじゃない。だってボックスの雰囲気が良いことはとても重要だからね」
エスパルガロはイアンノーネについて、マシン開発を加速させる強力なチームメイトだとみなしていると話す。
ただイアンノーネは、昨年のマレーシアGPで採取された尿サンプルから禁止薬物の陽性反応が検出されたことで、今も暫定的な資格停止処分を受けている。エスパルガロはその処分が早く終わることも望んでいると語った。
「僕の目標はチームメイトをやっつける事じゃない。僕は表彰台を争いたいのであって、隣人と争う必要はないんだ。表彰台をコンスタントに争えるようになるためには、アンドレアが必要だ。彼は強いライダーで開発を助けてくれるからだ」
「その事は僕がより速く、強くなることを助けてくれる。彼の状況は簡単なものではないけど、早く復帰できることを待ち望んでいる」
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